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僕のとなり
第10章 真央
真央とは3月中旬に最後に会ってからその後会ってはいなかった。
LINEで連絡なんかはしていたけれど、実際に会う事をしていなかった。
僕が会うことをためらっていたからだ。
真央とのセックスを思い出すと何故だか気が引けてしまう。
そんな僕の気持ちを真央は察しているかのようだった。
僕は、真央と別れる事を決めていた。
優真と関係を持ってしまった以上、真央とは付き合えないと思ったし、これ以上彼女の気持ちを傷つけたくないと思ったのだ。
それでなくても、僕がゲイだと知ったら、どれだけ彼女は傷つくだろうか。
それを思うと会うのが余計に辛くなる。
でも、佳代子と同じく話さなければならないと思った。
直接、優真の事を言わなくてもいい。
他に好きな子が出来たと言えば、傷つき方も少しは違うだろうと僕は考えていた。
それでも、彼女の気持ちを深く傷つけるのには変わりはなかった。
木曜日の夜、真央の仕事が終わった頃、僕はLINEをした。
「真央さん、お疲れ様、今度ちょっと話したい事があるんだけど時間作ってくれる?」
「ええ、いいわよ、いつがいいかしら?」
「真央さんの都合のいい時でいいよ…」
「なら、今度の土曜日なんかどう?」
「分かった、で、場所はどこがいい?」
「私の家じゃダメかしら?」
僕はこれを読んで、真央の自宅では話せないと思った。
LINEで連絡なんかはしていたけれど、実際に会う事をしていなかった。
僕が会うことをためらっていたからだ。
真央とのセックスを思い出すと何故だか気が引けてしまう。
そんな僕の気持ちを真央は察しているかのようだった。
僕は、真央と別れる事を決めていた。
優真と関係を持ってしまった以上、真央とは付き合えないと思ったし、これ以上彼女の気持ちを傷つけたくないと思ったのだ。
それでなくても、僕がゲイだと知ったら、どれだけ彼女は傷つくだろうか。
それを思うと会うのが余計に辛くなる。
でも、佳代子と同じく話さなければならないと思った。
直接、優真の事を言わなくてもいい。
他に好きな子が出来たと言えば、傷つき方も少しは違うだろうと僕は考えていた。
それでも、彼女の気持ちを深く傷つけるのには変わりはなかった。
木曜日の夜、真央の仕事が終わった頃、僕はLINEをした。
「真央さん、お疲れ様、今度ちょっと話したい事があるんだけど時間作ってくれる?」
「ええ、いいわよ、いつがいいかしら?」
「真央さんの都合のいい時でいいよ…」
「なら、今度の土曜日なんかどう?」
「分かった、で、場所はどこがいい?」
「私の家じゃダメかしら?」
僕はこれを読んで、真央の自宅では話せないと思った。