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第25章 日曜日の和也と竹内３

「先輩・・・💛来て・・・💛ハグだけならいいんでしょ・・・💛」

『マジか・・・ベッドの中で横になってハグなんて・・・ヤバくないか・・・』

「先輩・・・💛そばにいてくれるだけでいいから、早く来て・・・💛」

和也は小さくため息をつき、ベッドに入り美羽と添い寝をする形になり、手を繋いだ・・・

「先輩・・・💛私が、どうして男性のことが苦手になったのか、聞いてくれますか？💛」

「あ、ああ・・・竹内が話もいいなら、俺は構わないよ・・・」

「私が高校生の時、大学生の姉に社会人の彼氏がいたんです・・・💛」

「そうなんだ・・・」

「それで・・・その姉の彼氏は独占欲が強い人で、姉のことを色々拘束していたんです・・・💛」

「そ、それは酷いな・・・」

「姉はいつのまにか彼の奴隷のようになってしまい、暴力も受けていて・・・💛グスン・・・💛」

「竹内・・・無理に話さなくてもいいんだぞ・・・」

「ご、ごめんさい・・・つい涙が・・・💛でね・・・ある日姉は薬を飲んで、自殺したんです・・・💛」

「えっ！！！！じ、自殺・・・」

「幸い、発見が早くて、命は取り留めたんですが・・・💛うつになって、引きこもり状態なんです💛」

「た、竹内・・・それは、辛いな・・・」

「だ、だから、私・・・💛」

和也は美羽を強く抱きしめた・・・

「竹内・・・わかった・・・もう、話さなくてもいいぞ・・・俺がお前のそばにいてやるから・・・」

『まずい・・・俺、思わず口が滑った・・・これ、絶対に今、言っちゃダメなやつだよな・・・』

「先輩・・・💛ありがと・・・💛」

そして、２人は、ベッドの中で、１時間以上抱き合った・・・

「竹内・・・そろそろ、いいかな・・・」

「先輩・・・💛ありがとう・・・💛話を聞いてくれて、私、少し気持ちが楽になりました・・・💛」

「そっか・・・それはよかった・・・」

「先輩・・・私、いい返事待っていますね・・・💛」

「ああ、ちゃんと考えておくよ・・・」

こうして、２人はホテルの部屋を後にした・・・