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12歳年下の彼とバレンタインする話
第6章 ナイトデザートビュッフェ
最初に全部…大きな特大の
木製のプレートで届くので、
スイーツも一緒にあるから
気になって仕方ないのは仕方ないんだけど。
お腹がはち切れそうになりながらも
メインのお料理を完食してから。
いちごのスイーツを、
食べようと…した頃に
このナイトデザートビュッフェの
メインのスペシャルスイーツの
超、特大のミルフィーユの
ミル・ミルフィーユが登場して。
何階建て???と思う程の
特大のミルフィーユの姿は
思わず見とれてしまう程だが。
この…特大ミルフィーユが
このナイトデザートビュッフェの売りで。
テーブルごとに記念撮影を済ませて。
撮影が終了したら、
綺麗に食べやすいサイズに
切り分けられた、ミルフィーユが
各テーブルに運ばれて来る。
このミルフィーユだけは
お代わりできないスイーツで。
他のスイーツは食べたいだけ
お代わりする事が出来るらしい。
港斗君が運ばれて来た
ミルフィーユが乗ったお皿を
何とも言えない顔で見ていて。
「港斗君…どうかしたの?
ミルフィーユ、美味しそうだね」
『ええ、確かに、僕も
ミルフィーユは好きなんですけど。
でも…これが…さっきの、
あのミルフィーユって思うと、
何だか…納得できなくて…』
今の…この会場に居る、
人数で切り分けたら
多分1人分はこれ位なんだろうけど。
あの特大の姿を見てたから
こんなもんなんだ~と
ちょっと残念そうにしてる
彼が可愛いなと思いながら見ていて。
「ミルフィーユは
お代わりできないけど
他のスイーツは食べ放題だから、
港斗君が…欲しい物食べれるよ?」
彼と…付き合う前に
スイーツパラダイスに
行きたいので…と…彼が
付き合って欲しいと言ってから。
彼は…こういう感じの、
デザートビュッフェに
興味があるのかも知れない…。
この前に…ここに
世界一の朝食を食べに来た時も。
これに来るのも、さらっと
決めちゃった感じが…あったし。
『巴さん…どうかしましたか?』
「ううん、
ミルフィーユ美味しいね。
でもこんなに沢山、
スイーツがあると…何から
食べたらいいか迷っちゃうね」