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君とセカンドラブ
第12章 夫婦の営み、兄妹の営み
それでも遼太は気を取り直してナマハゲの演技を続ける。
「悪い子はいねえがって言ってんだよ!」
「バカじゃないの?」
冷静に冷たい視線を浴びせかけられると
なんだか自分が惨めになってきた。
羞恥で逃げ出したい気持ちになるのを
こうなれば徹底的に遼太とは違う別人になって明日香を虐めてやろうと思った。
「ここに悪い子がいたな!
お仕置きをしないといけないな」
「お仕置き?
何を言ってんのよ、私、もう寝るから出ていってくんない?」
ここで怯んではいけないと
遼太はヅカヅカとベッドに近づいて明日香の掛け布団をひっぺ返した。
「ちょ、ちょっと何すんのよ!!」
「ほおら、悪い子を見つけたぞ」
仁王立ちで見下ろしてやると
パジャマ姿を見られたくないと「やだ!見ないでよ」と明日香は少しだけ怯えた声を出した。
『いいぞ、いいぞ!』
こうなると、男というのはますます調子に乗ってしまう。
「脱げ!」
「えっ?」
「脱げって言ってんだよ!」
威圧的な言葉に思わず明日香は身をすくめた。
「自分で脱げないんなら、この俺が脱がせてやる!」
嫌がる明日香を押さえつけて
遼太は興奮しながら妹を裸にしてゆく。
「やだ!お兄ちゃん、イヤだってば!」
最後のショーツ一枚だけを残して
露になった乳房を見られたくないと明日香は体を丸めた。