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君とセカンドラブ
第13章 筆下ろしのお手伝い
「それじゃ、買い物に行ってきますからね
留守番よろしくね」
トートバッグを折り畳んでショルダーバッグに忍ばせると、葵はいつものように少しだけ距離はあるものの、品揃えが多いということで大型スーパーに足を運ぶことにしていた。
葵が買い物に出掛けて帰ってくるまでの小一時間が、遼太と明日香のラブタイムになっていた。
ドアが施錠される音を確かめて
二人はイソイソと二階の寝室に掛け上がる。
「ねえ、今日はどっちの部屋でスル?」
「決まってるじゃないか、明日香の部屋だよ」
遼太は好んで明日香のベッドでセックスを求めた。
住み始めて数ヵ月もすると
生活臭というか、遼太の部屋はやけに男臭くなった。
それに比べて明日香の部屋は女の子独特の
男を燃え上がらせる甘い匂いがしていたからだ。
「ねえ、今日はどんな体位でしてくれるの?」
明日香は服を脱ぎながら
ノートパソコンを立ち上げて『四十八手指南』というサイトを開いた。
成人してしまえば体の柔軟性が失われ
困難だと思える体位も
未成年の二人にとっては難なくクリアできた。
「それ、そろそろ飽きちゃったよ」
変な体位よりも
遼太はお互いの顔を見つめあいながら体を重ねる正常位が一番だと気づいた。