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君とセカンドラブ
第13章 筆下ろしのお手伝い
青田が「ありがとうございました」と
男になった自信からか
明日香に頭を下げるその姿は
明日香を抱くまえの辿々(たどたど)しさは消え、
少しだけ大人びた顔つきになっていた。
もう一発やりたそうな雰囲気を醸し出していたが
なにせ後がつかえているものだから
後ろ髪を引かれる思いで彼はテントを出ていった。
『さあ、次は誰かしら』
義兄の遼太のしつこいようなセックスに比べれば、
ほんの数分で射精を終えてしまうことに、明日香はやや物足りなさも感じていた。
「お邪魔します」
青田と入れ替わってテントに入ってきたのは
小太りの豊島だった。
「次はあなたなのね…
いいわ、いらっしゃい」
「あの…こんなお願いは無理なのは承知なんですけど…」
そんな風に口ごもって、なかなか明日香のそばに近寄ってこない。
「無理なお願いって?」
「えへへへ、もう順番なんて待ってらんないから
二人一緒でもいいですか?」
豊島の後ろから
ひょっこりと顔を覗かせて待ちきれないとばかりに、二人まとめて抱かせてくれと言い出したのは
4人の中でも無口でシャイな西田だった。
「二人一緒にだなんて…」
明日香は困ってしまった。
もう義兄の遼太とセックスをやりまくっているけれど3Pだなんて初めてなので戸惑うのも無理はなかった。