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幼馴染のお兄さん
第1章 ショートストーリー
伯父にお酌し、母を手伝い、従姉妹と笑い合う。
ずっと視線を感じていた。
でも見つめ返してなんかやらない。
最後にチラッと視線を向けただけ。
それを誘いと受け取るなんて、自意識過剰なんじゃない?
深夜、私の部屋の窓がコンコンと鳴って、雪あかりの中に立つ彼を見た。
叶わなかった初恋にリベンジしてやる。
ただそれだけだったはずなのに、彼の姿が昔と変わってないから、つい窓を開けてしまったのだ。
「キス、上手いな」
悔しそうな彼の表情を見てザマミロと思った。
胸に夢中で顔を埋める姿、かなり笑えた。
ほんとに巨乳好きなんだね。
赤ちゃんみたいに乳首に吸い付いて離れないから、可愛くなってしまって、彼の頭を抱きしめて髪を撫でた。
なぜか少し涙がにじむ。
下の方に愛撫の手が移動したのは、けっこう時間が経ってからだった。
「うわ、まだ触ってないのにすごい…もしかして感じやすい?」
ううん、むしろ不感症だと思ってた。
他の男では濡れもしなかったから。
「だって…好きな人にこんなことされたら」
思わず口にしてしまって、ハッと彼を見ると、嬉しそうににやにやしていた。
それからは余裕なんかなくなるほど気持ちよくさせられ、指と舌で散々じらされた後、やっと彼が入ってきて…私は処女ではなくなった。
「ごめん、責任取るから中でイかせて」
彼は耳元で荒い息とともにそう言い、ダメだと抵抗する私をなだめるように甘いキスをして強く抱きしめた。
「可愛い」
熱いものが私の中で弾けてドクドクと注ぎ込まれる感覚があった。
処女相手に朝方まで何度も中出しした彼のせいで、私の体は一夜にして快楽を覚えてしまった。
「やり過ぎ…ひどい」
涙目でにらむと、彼は満足そうに笑って私の頭を撫でた。
「その目つき、変わってなくてよかった。めっちゃ可愛い」