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アイドルを目指す少女とその母の物語
第9章 最終オーディション
「ここみちゃん・・・」

「なんですか?💛おじちゃん・・・💛」

「いま、何年生だっけ・・・」

「こんど、5年です💛」

「そっか・・・5年生になるんだね・・・で、今回の役はどうしてもやりたいのかい?」

「はい!💛やりたいです!💛」

「そっか、そうだよね・・・主演がキムタクでその娘役だからね・・・一気に有名人になるよね」

「そう、ですよね・・・💛」

「君とあと2人候補が残っているけど・・・どう?自信はある?」

「はい!💛」

「実は、子役の最終的な決定権はおじちゃんにあるんだよ・・・」

「そ、そうなんですね・・・💛」

「うん・・・だから、君が選ばれるかどうかは、おじちゃん次第なんだよね・・・」

「は、はい・・・💛」

隆はそう言うと、ここみの手を握った・・・

そしてここみは、隆の目を見て、心の中で、〝早く欲しい・・・″と思わず呟いた・・・

『いいか、ここみ・・・これからが演技の本番だからな・・・』

「おじちゃんは、ここみちゃんを1番に選びたいと思っているんだが・・・」

「おじちゃん💛ありがとう!💛ここみ、がんります!💛」

「そっか・・・がんばってくれるんだね?」

「はい!💛がんばります!💛」

「確認だけど・・・がんばるって言うのは、おじちゃんが喜ぶようにがんばるっていうことだよね?」

「はい!💛おじちゃんに喜んでもられるように、ここみ、がんばります!💛」

「よしよし、いい子だ・・・じゃあ、おじちゃんとキスして・・・」

「えっ?!💛き、きす、ですか・・・💛え・・・と・・・💛」

「あれ?おじちゃんのために、がんばるんじゃなかったのかい?」

「そ、それは・・・💛」

「わかったよ・・・おじちゃんとキスするのが嫌なら、もう帰っていいよ!」

「まって!!💛違うの、違うの・・・💛こ、ここみ・・・初めてだから・・・💛」

「初めてだから?」

「どうすればいいのか・・・わかんないの・・・💛」

「じゃあ、おじちゃんの言う通りにすればいいよ、いいね?おじちゃんが教えてあげるからね!」

「は、はい・・・💛お、おねがいします・・・💛お、おじちゃん・・・💛」

『ここみ・・・いい演技だ・・・』

「ここみちゃんは、素直でいい子だね・・・じゃ、ここみちゃん、目を閉じて・・・」

そして、ここみの唇にエロオヤジに扮した隆は唇を重ねた・・・


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