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生贄の 人妻
第11章  8月の麻衣 報告に そして契約の為
「 今の 常務と 飲んだ時に 社長の話に成って
  常務は 社長の尻拭い 随分したと言って
  話してくれた 事が有った 」

「 社長は 白い下着それも洗い晒しが 興奮するらしい
  綺麗な下着より 生活感の有る 下着を身に着けた
  女性を求めると 話してくれた 」

「 最初の日に 白い下着と頼んだのも 
  常務の 言葉を聞いていたから 」

「 だから 3度目に呼ばれた時 私は 麻衣に
  赤い下着を 薦めたのさ 」

悪戯な目で覗き込んで 歪な顔が 近寄り
分厚い唇が麻衣の小さな口を覆い 厚い舌を 麻衣の口の中へ
押し込んで 麻衣は太い首に手を回して 答えていた

森が口を外して 麻衣の顔を覗き込み 少し嫌らしい目で

「 10日11日 空けて置いてくれ 麻衣にお礼がしたいから
  川田と一緒に 私が温泉へ 招待する ただ お盆前だったから
  部屋は 一つしか 取れなかった 帰ったら言ってくれ
  行く時は 私の車で 麻衣のマンションまで 迎えに行くから 」

麻衣は森の腕の上で 10日の日の事を考え 
暗鬱な気持ちに落とされた
3人で 同じ部屋 森は拓哉の前で 

私を抱く姿を みせる・・・・
私を 森の物にする為に・・・
拓哉と 別れさせる為に・・・

月曜日 麻衣の裸に 唇を舌を這わせて 荒い息で
麻衣の頭を腕に乗せた拓哉に伝えた時 腕に力が込められて
力を抜いた時 明るい声で

「 麻衣が 頑張っていたから 」

拓哉は 麻衣から聞いた時 森の企みを理解していた 
麻衣を抱く姿を 見せて
森に抱かれ 乱れる姿を見せて
拓哉の心を落とし込み 
麻衣を奪うために

惨めで
悔しくて
悲しさが 溢れて来る

抗えない 自分達 蜘蛛の糸に雁字搦めに巻かれ
麻衣は 毒に犯され 淫らに淫乱に染められた

叫びたい衝動を抑え 

麻衣を抱きしめ 引き留めるように力を込め
顔を重ね 長い時間 舌を絡め そして一言

・・・あいしてる・・・・

悲しい表情を浮かべ 眠りに付いて行った
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