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生贄の 人妻
第11章  8月の麻衣 報告に そして契約の為
脂肪に覆われた大きな胸に 顔を乗せ縋り付くように
麻衣は抱き着き 白い大きな胸は形を変えて
森の大きな腹に押し付けられ 大きな手が 
麻衣の背中を 優しく撫でて 
笑い顔で 口を開いた

「 社長 眼鏡美人に弱いからな 」

麻衣が顔を上げると 笑った目で
「 手帳に 趣味とか好む女性像 聞き取ったの
  メモしていると 言ったろう 」

ベッドのサイドの小さな灯りが 森の顔を浮き上がらせて
笑った目で麻衣を見下ろしてきた
麻衣が頷き また 森の胸に顔を乗せた

「 麻衣!! 」

森に抱き着き 少し酸味のある体臭を
鼻孔に感じている時 少し真面目な口調の森の声に
顔を上げて 森に目を合わせた

「 俺の 処へ・・・・ 」 

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・

体の上で 首を振って見せ また抱き着いて行く
与えられた快感の余韻が 麻衣の心を惑わせて
はっきりと 断りの言葉を出せないでいた
森の微かな体臭を 鼻孔に入れ

「 拓哉が 居ますから・・・ 」

大きな胸に縋る手を引き 手元に戻して
薬指の指輪を見て 涙が浮かんでくる

森の手が 優しく背中を撫でて 体に上掛けを
優しく引き上げ 麻衣の体に被せ 森の大きな
溜息が聞こえ 脂肪の付いた胸に麻衣の
流した涙が 流れていた
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