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生贄の 人妻
第14章  温泉旅館の夜
「 また 御逢いしましょう 」

久美子が長い髪を 揺らせて 森の車から
降りる時 振り返って麻衣に笑顔を見せて
弥生と駅の改札に 消えて行った

朝 迎えに来た森の車に乗った時から
森は余り会話をせず 久美子が楽しそうに
弥生と会話を交わして 時折麻衣にも
振られ 久美子が皆を笑わせたまま
駅に着いていた

***

乳房を触れられる感触で 目を開けると
小田が麻衣の頭を腕に乗せ 麻衣を見つめる目に
出会い 胸を愛撫する手に手を重ねて
声を出さずに 挨拶をすると 動かした口の中に
舌を差し込んで 麻衣を抱きしめ

「 昨日は 有難う 」

隣で寝ている二人を起こさない様に
耳元で囁き 二人はガラス戸を開けて
外の露天風呂へ  小田に抱かれ 湯船に浸かっていると
乳房を優しく愛撫して 秘唇に指を這わせ
麻衣の股間から 愛液が滲みだしてくる

小田の指先を粘りの有る液が絡み 麻衣の吐息を
絡めた舌の間から聞いて 小田は湯船に腰かけた
股間の膨らんだ亀頭を麻衣は見つめ 白い指を絡めていく
亀頭の膨らみは 森と同じ位 キノコの傘の様な
エラの赤紫が 朝の光を反射させていた

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