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生贄の 人妻
第16章 取り残された 夫達
拓哉の狂気を浮かべた目に目を 合わせた樋口の足が
あがき始め 拓哉から離れようと見悶え始めた
井上が すりこ木を持ち 対馬の傍に歩み寄り
川田は 樋口の傍に同じようにすりこ木を持ち
歩み寄って行く 和島は木下の傍に立ち
相馬は 森の横に立った 対馬が 声を上げた
「 申し訳ない 償いはするから・・・
償うから・・・ 申し訳ない・・・・ 」
井上が すりこ木で対馬の頭を軽く叩き
「 うるさいな・・・静かにしろよ!! 」
対馬が口を閉じ 井上は対馬の顔を見て
「 妻たちに教えてくれたことの お返しをしようと
思ってね 夫達から 妻を大事に扱ってくれたお礼をね 」
そういうと 対馬の体を返して 尻の間にすりこ木を
力任せに押し込み始め 倉庫の中に 呻きと叫びが広がった
・・グー・・イタ!・・ギャー・・・イイ・・グーーぎゃーー・・
相馬が森を返そうとして 余りの重さと抵抗する姿に
川田と和島が近寄り手を貸して 森の体を返し
相馬は床に置いた すりこ木を森の肛門へ深々と
押し込み 森は呻きを上げ 歯を食い縛り 脂汗を浮かべ
耐えていた 樋口と木下の 痛みに耐えかね泣くように
痛い痛いと 声が流れ 対馬は涙を流して呻きを上げていた
井上が対馬の前に座り
「 弥生に久美子さんに 彩さん麻衣さんにやったんだろう
今年は香織さんを・・・・ 違うか? 」
脂汗を浮かべ 対馬は頷き
「 抜いてくれ 頼む…」
立ち上がった井上は すりこ木を足で突き
「 これか? 」
対馬が苦悶の表情を浮かべ
「 申し訳ない 許してくれ・・・ 」
哀願を続け 拓哉は立ち上がり4人を見た