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生贄の 人妻
第17章  集う 妻達
同じ頃

相馬の呼びかけで 5人の男達が集まり
ジョッキを傾け 拓哉は小さなグラスの
ビールに口を付け 相馬が

「 川田君 少しは飲めるように成らないと 」

「 営業のお付き合いで飲めませんとは 言えないからな 」

拓哉は 皆の顔を見て グラスのビールを一度に飲み
フーーっと息を吐き出して 顔を赤くしていた
相馬は 新しい職場に入った時 皆からの推薦で
リーダー的な 立場に押し上げられ 
最初は固辞していた相馬が 積極的に営業に動き 
皆の進捗に的確なアドバイスを与えて 
3か月過ぎた今 皆のリーダーとして 頑張っていた

井上が 追加を頼み 相馬が 拓哉のはグラスでと
生ビールのジョッキが4つとグラスのビールがテーブルに
運ばれてきた

「 一昨日 〇〇に行った時 対馬さんを見ましたよ 」
井上が ジョッキをテーブルに置き皆を見た
4人の男達が 井上に顔を向け

「 駅を降りて 〇〇に行く途中に スーパーが有って
  店の前にパトカーが止まっていたんですよ
  お店の中から 二人の警官に挟まれて よれよれの服着て
  パトカーの後ろの席に入れられてましたよ 」

「 契約に行った時 凄い人 そんなオーラ有ったのに・・・ 」
拓哉が呟くと

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