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The Bitch (ザ、ビッチ)
第6章 2024年3月14日木曜日
17
彩ちゃんがわたしに何が何でも見せたいモノって、なんだろうか?…
それもわざわざ営業途中に…
そしてお客様にウソを言って返してまでも閉店し、わたしに見せたいモノとは?
「え、な、なに?」
わたしは少しドキドキしていた。
「ふぅん、明るい照明も悪くないですねぇ」
周り、天井等を見回し、見上げながらそう呟く。
「…………」
「ま、ウチはバーだしな、ここはワインバーだし…
そもそもがコンセプトも客層も違うしなぁ…」
更に独り言みたいに呟き続け…
「それにウチは『Bitch〜クソ女』って名前だしね」
と、意地悪気な笑みをしながらわたしの顔を見てくる。
「あ…」
「ね、悠里さんみたいなクソビッチ女の溜まるバーですからね」
「あ、え…う、うん…」
そしてその意地悪気な笑みが、少し穏やかな微笑みに変わり…
「さて…これを見てもらいたくて…」
彩ちゃんはそう言って自分のスマホをカウンターの上に置き…
操作をし始めた。
「悠里さんはSNSなんてやってないからアレでしょうけど…」
そう、わたしは、こうした携帯小説は書いて投稿したりはしているのだけれども…
インスタグラムやSNS系は全くやってはいない、いや、興味すらなかった。
「えぇとぉ、あ、あれ、あ、うん、あっ、あった、あったわ」
彩ちゃんはスマホを操作しながら独り言を呟き、そしてその画面をわたしに見せてきたのだ。
「え、な、何?」
「あ、これは…Xツイートですよ」
「え、え、Xって?」
「ほら、昔でいうツイッターですよ、Twitter…」
「あ、うん…」
「ほらわたしもいちおうお店やってるんで、いちおうSNS系はやったりぃ、フォローしたりはしてるんですがぁ…」
そういいながらスマホの画面を近づけてきた。
「あっ」
その画面には『Bikke』という文字が…
「うん、はい、多分、ビッケちゃんのXツイートですよ」
「えっ、ビッケの?」
「はい、みつけちゃったんです」
わたしはなぜか…
ドキドキと高鳴り、昂ぶってきてしまう。
ビッケのXツイートが…
彩ちゃんがわたしに何が何でも見せたいモノって、なんだろうか?…
それもわざわざ営業途中に…
そしてお客様にウソを言って返してまでも閉店し、わたしに見せたいモノとは?
「え、な、なに?」
わたしは少しドキドキしていた。
「ふぅん、明るい照明も悪くないですねぇ」
周り、天井等を見回し、見上げながらそう呟く。
「…………」
「ま、ウチはバーだしな、ここはワインバーだし…
そもそもがコンセプトも客層も違うしなぁ…」
更に独り言みたいに呟き続け…
「それにウチは『Bitch〜クソ女』って名前だしね」
と、意地悪気な笑みをしながらわたしの顔を見てくる。
「あ…」
「ね、悠里さんみたいなクソビッチ女の溜まるバーですからね」
「あ、え…う、うん…」
そしてその意地悪気な笑みが、少し穏やかな微笑みに変わり…
「さて…これを見てもらいたくて…」
彩ちゃんはそう言って自分のスマホをカウンターの上に置き…
操作をし始めた。
「悠里さんはSNSなんてやってないからアレでしょうけど…」
そう、わたしは、こうした携帯小説は書いて投稿したりはしているのだけれども…
インスタグラムやSNS系は全くやってはいない、いや、興味すらなかった。
「えぇとぉ、あ、あれ、あ、うん、あっ、あった、あったわ」
彩ちゃんはスマホを操作しながら独り言を呟き、そしてその画面をわたしに見せてきたのだ。
「え、な、何?」
「あ、これは…Xツイートですよ」
「え、え、Xって?」
「ほら、昔でいうツイッターですよ、Twitter…」
「あ、うん…」
「ほらわたしもいちおうお店やってるんで、いちおうSNS系はやったりぃ、フォローしたりはしてるんですがぁ…」
そういいながらスマホの画面を近づけてきた。
「あっ」
その画面には『Bikke』という文字が…
「うん、はい、多分、ビッケちゃんのXツイートですよ」
「えっ、ビッケの?」
「はい、みつけちゃったんです」
わたしはなぜか…
ドキドキと高鳴り、昂ぶってきてしまう。
ビッケのXツイートが…