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The Bitch (ザ、ビッチ)
第6章 2024年3月14日木曜日
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 だがそんなツイートが、この後、わたしの心の騒つきと嫉妬心を煽り、揺るがせてくる…

 それは…
『1日中Yさんと♡♡』
『なんとなくYさんの愛を強く感じる』
『カラダの相性が♡だとおもう』
『相変わらずにツンデレだ』
『でもそのツンデレがたまらない』

「あぁ、ヤダわ、恥ずかしい」
 わたしはそんなビッケのツィートを見て思わず呟いてしまう。

「あの1日中ヤリまくった時ですよね?」
 彩ちゃんは笑みを浮かべて訊いてきた。

「うん…そうなの…」
 わたしは彩ちゃんにはある程度は話してあったからそれで会話は成立するのだが、いや、だからこそ明らかになってしまうのでなんとなく気恥ずかしい。

 しかし問題のツィートは次の『2月19日』
 月曜日からであった。

 それはオックンにリベンジをさせた、いや、結果的にはダメで、ううん、わたしが一方的に彼に見切りを付けた夜。

 そしてわたしがビッケに強く愛を感じ、実感し、認めてしまった夜であったのだが…
 このツィートを読んでから、わたしの心が激しく騒ついてしまう。

 いや、これは嫉妬…

『Мさんからの食事の誘い』
『月曜日はYさんからの誘いはほぼないから断り切れずに受けた』
『まずい…』
『まずい…』
『Мさんはマジだ』
『でも…』
『ついにYさんから愛してるっていわれた♡♡』


「えっ」
 そしてその月曜日の夜のツィートはそれで終わり…
 彩ちゃんがスクロールすると3日後の『2月22日木曜日』からになってしまった。

 だがわたしは、なんとなく…
 いや、ザワザワとその空白の3日間の間の時間が気になってしまう。

 だってビッケのツィートにはあの月曜日の、あのオックンに切れ、ビッケを呼び出し、激しく抱かれ…
 そして愛を口にしてしまい、いや、あの夜からまた再び、いいや違う…
 本気でビッケへの愛を実感してしまったあの夜に…
 実はやはり本気でビッケへ想いを寄せるМさんという女性とわたしに呼び出される直前まで食事をしていたとツィートされていたから。

 結果的にはあの夜ビッケはわたしに呼び出されて直ぐに来てくれ、愛して、抱いてくれたのだが…
 Мさんをどうしたのだろうか?

 そしてこの3日間の空白のインターバルの間はどういう意味なのか?

 なぜか気になる…

 ザワザワと気になってしまうのだ。



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