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The Bitch (ザ、ビッチ)
第6章 2024年3月14日木曜日
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 わたしはあのオックンに見切りを付け、完全にビッケへの想い、いや、愛情の再確認と再認識を自覚した2月19日月曜日の次の日から2月24日土曜日までの約1週間は…
 和哉とは逢ってはいなかった。

 もちろんその期間は生理だったという理由もあったのだが、ビッケに対する愛情の自覚を認識し心を抑える為と、そして彩ちゃんとの会話を交わした際に…
『それは世間一般的には恋っていうんですよ』
 と、云われたせいによる、その自分の心の想いの整理の為でもあったのだ。

 しかしビッケを想う際の心の揺らぎ、騒めき、昂ぶりの自覚を自分なりに整理をし、よく考え、迷ってもいた…

 そして心の壁、カベをどうするか、どうしたらいいのか…
 それも迷ってもいたのである。

 その間、昼、夜とビッケからはいつもと変わらぬペースでラブコール的なラインが着ていた…
 いや、着ていたと思っていたのだが、このツイートを読んでいくと、少し違っているのをなんとなく感じてしまうのだ。

 その違いをどう説明したら良いのか?は、具体的には表せられないのであるが、そしてまた、もう1か月前という事もあるのだが…
 今、こうして彩ちゃんとこのビッケのツイートを読む、ううん、盗み読むと…
 微かな違和感がある様な、いや、ある様に感じてきていたのである。

 そしてこのツイートの空白の3日間が余計に気になってきていたのだ…

 それは…

『2月22日
 あの夜からМさんの様子が変わった?』
『やっぱりマズかった?』
『Yさんに逢いたい、逢えば落ち着くのに』
『でもYさんはアレだし』
『無理矢理でもYさんに逢いに行こうか』

 え、な、何だ、何だろう?
 この、やっぱりマズかったって?
 何が、どうマズかったのか?

 心がザワザワと揺らいでくる…

 え、マズかったって、そうなのか?…

「この時は悠里さんは生理で、毎晩、ウチに入り浸っていましたよねぇ?」
 すると彩ちゃんがそう云ってきた。

「う、うん、確かそうだわ…
 アレだって書いてあるし、確か土曜日に生理が終わったから呼び出した筈だから…」
 そう、生理明けだから、思いっきり抱かれ、愛されたかったんだった。

 そしてそのカラダと心の両方の疼きの昂ぶりのせいで、やや呆然としていたビッケに迫っていったんだっけ…
 と、あの夜の記憶が戻ってくる。

 

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