この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
The Bitch (ザ、ビッチ)
第6章 2024年3月14日木曜日
25
わたしはあのオックンに見切りを付け、完全にビッケへの想い、いや、愛情の再確認と再認識を自覚した2月19日月曜日の次の日から2月24日土曜日までの約1週間は…
和哉とは逢ってはいなかった。
もちろんその期間は生理だったという理由もあったのだが、ビッケに対する愛情の自覚を認識し心を抑える為と、そして彩ちゃんとの会話を交わした際に…
『それは世間一般的には恋っていうんですよ』
と、云われたせいによる、その自分の心の想いの整理の為でもあったのだ。
しかしビッケを想う際の心の揺らぎ、騒めき、昂ぶりの自覚を自分なりに整理をし、よく考え、迷ってもいた…
そして心の壁、カベをどうするか、どうしたらいいのか…
それも迷ってもいたのである。
その間、昼、夜とビッケからはいつもと変わらぬペースでラブコール的なラインが着ていた…
いや、着ていたと思っていたのだが、このツイートを読んでいくと、少し違っているのをなんとなく感じてしまうのだ。
その違いをどう説明したら良いのか?は、具体的には表せられないのであるが、そしてまた、もう1か月前という事もあるのだが…
今、こうして彩ちゃんとこのビッケのツイートを読む、ううん、盗み読むと…
微かな違和感がある様な、いや、ある様に感じてきていたのである。
そしてこのツイートの空白の3日間が余計に気になってきていたのだ…
それは…
『2月22日
あの夜からМさんの様子が変わった?』
『やっぱりマズかった?』
『Yさんに逢いたい、逢えば落ち着くのに』
『でもYさんはアレだし』
『無理矢理でもYさんに逢いに行こうか』
え、な、何だ、何だろう?
この、やっぱりマズかったって?
何が、どうマズかったのか?
心がザワザワと揺らいでくる…
え、マズかったって、そうなのか?…
「この時は悠里さんは生理で、毎晩、ウチに入り浸っていましたよねぇ?」
すると彩ちゃんがそう云ってきた。
「う、うん、確かそうだわ…
アレだって書いてあるし、確か土曜日に生理が終わったから呼び出した筈だから…」
そう、生理明けだから、思いっきり抱かれ、愛されたかったんだった。
そしてそのカラダと心の両方の疼きの昂ぶりのせいで、やや呆然としていたビッケに迫っていったんだっけ…
と、あの夜の記憶が戻ってくる。
わたしはあのオックンに見切りを付け、完全にビッケへの想い、いや、愛情の再確認と再認識を自覚した2月19日月曜日の次の日から2月24日土曜日までの約1週間は…
和哉とは逢ってはいなかった。
もちろんその期間は生理だったという理由もあったのだが、ビッケに対する愛情の自覚を認識し心を抑える為と、そして彩ちゃんとの会話を交わした際に…
『それは世間一般的には恋っていうんですよ』
と、云われたせいによる、その自分の心の想いの整理の為でもあったのだ。
しかしビッケを想う際の心の揺らぎ、騒めき、昂ぶりの自覚を自分なりに整理をし、よく考え、迷ってもいた…
そして心の壁、カベをどうするか、どうしたらいいのか…
それも迷ってもいたのである。
その間、昼、夜とビッケからはいつもと変わらぬペースでラブコール的なラインが着ていた…
いや、着ていたと思っていたのだが、このツイートを読んでいくと、少し違っているのをなんとなく感じてしまうのだ。
その違いをどう説明したら良いのか?は、具体的には表せられないのであるが、そしてまた、もう1か月前という事もあるのだが…
今、こうして彩ちゃんとこのビッケのツイートを読む、ううん、盗み読むと…
微かな違和感がある様な、いや、ある様に感じてきていたのである。
そしてこのツイートの空白の3日間が余計に気になってきていたのだ…
それは…
『2月22日
あの夜からМさんの様子が変わった?』
『やっぱりマズかった?』
『Yさんに逢いたい、逢えば落ち着くのに』
『でもYさんはアレだし』
『無理矢理でもYさんに逢いに行こうか』
え、な、何だ、何だろう?
この、やっぱりマズかったって?
何が、どうマズかったのか?
心がザワザワと揺らいでくる…
え、マズかったって、そうなのか?…
「この時は悠里さんは生理で、毎晩、ウチに入り浸っていましたよねぇ?」
すると彩ちゃんがそう云ってきた。
「う、うん、確かそうだわ…
アレだって書いてあるし、確か土曜日に生理が終わったから呼び出した筈だから…」
そう、生理明けだから、思いっきり抱かれ、愛されたかったんだった。
そしてそのカラダと心の両方の疼きの昂ぶりのせいで、やや呆然としていたビッケに迫っていったんだっけ…
と、あの夜の記憶が戻ってくる。