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The Bitch (ザ、ビッチ)
第6章 2024年3月14日木曜日
30
そしてわたしは本当にそんなМさんという女性の影をビッケからは感じてはいないのだけど…
女の、オンナの、いや、メスの本能からなのだろうか?
無意識にもビッケの微妙な変化を感じているかのように……
『3月3日
今夜のYさんはいつになく激しかった』
『オレは堪らなく嬉しい』
『嬉しいのだが』
『Yさんを、Yさんへの思いをどうにかはっきり表したい』
「表したいって?」
彩ちゃんがそう呟いてきた。
そしてわたしもその…
『わたしへの思いをどうにかはっきり表したい』
と、いうビッケのツィートに心が引掛ったのだ。
どういう意味なのか?
そして…
『いつになく激しい』
とは、やはり、わたし自身もビッケの微かな変化を無意識に感じ取っているみたい。
だから、激しいのだろうか?
確かにあの頃から、ビッケが欲しくて欲しくて堪らなかったみたいであったから…
それはやはり、無意識のメスの本能からの独占欲の現れなのだろうか?
そしてそれが…
わたし自身の決めた、いや、決めていた筈からのルール違反の嫉妬心を生んでいるのだろうか?
Мさんて…
『3月4日
Мさんとの食事をやはり断り切れない自分がいる』
『あんなに昨夜Yさんと愛し合い、愛情の実感を感じたのに』
『なぜかМさんからの誘いが断れない』
『またYさんから誘われば良いのに、さすがに今夜はない』
Мさんて…
『3月5日
最近のパターンからはYさんの誘いがあると思ったのだが、無かった』
『そしてМさんから夜に電話があり話しをする』
『YさんからはLINEの返事無し』
『もう毎晩、Yさんと一緒にいたい』
『ずっと一緒にいたい』
あぁ…
そのツィートからはビッケの慟哭を感じてしまう。
「あら…」
そして彩ちゃんも同じ様に感じたみたいで、そんな呟きを漏らしてきていた。
『3月6日
今夜もYさんからの誘い無し』
『LINEはどうやら既読スルー』
ちょうど仕事が忙しかったから…
『Мと食事に行く、いや、行ってしまった』
『そして…』
え…
「え…」
その、そして…って何だ?
それからの約3日間、またツィートが飛んでいた。
そして3月10日表記のツィートがあり…
いや、やはり、そのツィートが最後のツィートとなっていたのだ…
そしてわたしは本当にそんなМさんという女性の影をビッケからは感じてはいないのだけど…
女の、オンナの、いや、メスの本能からなのだろうか?
無意識にもビッケの微妙な変化を感じているかのように……
『3月3日
今夜のYさんはいつになく激しかった』
『オレは堪らなく嬉しい』
『嬉しいのだが』
『Yさんを、Yさんへの思いをどうにかはっきり表したい』
「表したいって?」
彩ちゃんがそう呟いてきた。
そしてわたしもその…
『わたしへの思いをどうにかはっきり表したい』
と、いうビッケのツィートに心が引掛ったのだ。
どういう意味なのか?
そして…
『いつになく激しい』
とは、やはり、わたし自身もビッケの微かな変化を無意識に感じ取っているみたい。
だから、激しいのだろうか?
確かにあの頃から、ビッケが欲しくて欲しくて堪らなかったみたいであったから…
それはやはり、無意識のメスの本能からの独占欲の現れなのだろうか?
そしてそれが…
わたし自身の決めた、いや、決めていた筈からのルール違反の嫉妬心を生んでいるのだろうか?
Мさんて…
『3月4日
Мさんとの食事をやはり断り切れない自分がいる』
『あんなに昨夜Yさんと愛し合い、愛情の実感を感じたのに』
『なぜかМさんからの誘いが断れない』
『またYさんから誘われば良いのに、さすがに今夜はない』
Мさんて…
『3月5日
最近のパターンからはYさんの誘いがあると思ったのだが、無かった』
『そしてМさんから夜に電話があり話しをする』
『YさんからはLINEの返事無し』
『もう毎晩、Yさんと一緒にいたい』
『ずっと一緒にいたい』
あぁ…
そのツィートからはビッケの慟哭を感じてしまう。
「あら…」
そして彩ちゃんも同じ様に感じたみたいで、そんな呟きを漏らしてきていた。
『3月6日
今夜もYさんからの誘い無し』
『LINEはどうやら既読スルー』
ちょうど仕事が忙しかったから…
『Мと食事に行く、いや、行ってしまった』
『そして…』
え…
「え…」
その、そして…って何だ?
それからの約3日間、またツィートが飛んでいた。
そして3月10日表記のツィートがあり…
いや、やはり、そのツィートが最後のツィートとなっていたのだ…