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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日

3
そのビニール袋は出張から帰ってきた和哉のお土産であった。
出張から帰ってきてウチに来てくれたんだ…
わたしはそう理解をし一気に心が高鳴り、そしてバッグからスマホを取り出し、思わず和哉に電話を掛けてしまう。
だが…
『………電源が入っていません……』
スマホからはそんな無常な音声が聞こえてきた。
しかし、確実に、間違いなく和哉はお土産持参で来てくれた…
そしてそれはつまり…
『きっと何かのトラブルですよ…』
という、この前の彩ちゃんの言葉を肯定していると思われる。
スマホには出ない、いや、電源が入っていない…
だけど、おそらく出張から帰ってきてお土産持参で訪ねてきてくれた。
多分それは、スマホのトラブル…
つまりは故障か損壊か紛失のいずれかではないのか?
わたしはスマホのメモリー等の情報はバッグアップアプリやクラウド上には保存、記録はしてあるが、アナログ的な記録は一切してはいない…
それはもしも万が一にスマホトラブルを起こしたならば、携帯電話ショップにでも行かなくては解決はしない。
つまりは直ぐには連絡先が分からないという事である、そして和哉は…
『出張が決まって忙しい…』
と、云っていた。
だからなかなか携帯電話ショップに行けずの、あの夜からの消息不明という事が想像できる…
いや、そうであろうし、そうであって欲しい。
わたしはそう勝手に自分自身でそう考え、想像し、前向きな解釈をし…
急に心を昂らせ、高鳴ってきていた。
『大人しくしていてくださいよ…』
そして急にあの10日の夜の帰り際に和哉がそう云っていた言葉が心に聞こえてきたのだ。
あぁ、ウチに居ればよかった…
そう後悔しながらも、部屋に入り、インターホンの留守画像の録画を再確認する。
あ、やっぱり…
部屋を訪ねてきてくれた和哉の姿が記録されていた。
やっぱりスマホのトラブルだったんだわ、色々と考え過ぎだったみたい…
と、わたしは少し安堵をする。
きっと、また、明日来てくれるはず…
あぁ、早く逢いたい。
心が昂ぶってしまう…
ピンポーン、ピンポーン…
「あ、え?」
その時、突然インターホンが鳴った。
え、戻ってきてくれた?…
と、慌ててインターホンの画像を確認する。
「え?」
だが…
そのビニール袋は出張から帰ってきた和哉のお土産であった。
出張から帰ってきてウチに来てくれたんだ…
わたしはそう理解をし一気に心が高鳴り、そしてバッグからスマホを取り出し、思わず和哉に電話を掛けてしまう。
だが…
『………電源が入っていません……』
スマホからはそんな無常な音声が聞こえてきた。
しかし、確実に、間違いなく和哉はお土産持参で来てくれた…
そしてそれはつまり…
『きっと何かのトラブルですよ…』
という、この前の彩ちゃんの言葉を肯定していると思われる。
スマホには出ない、いや、電源が入っていない…
だけど、おそらく出張から帰ってきてお土産持参で訪ねてきてくれた。
多分それは、スマホのトラブル…
つまりは故障か損壊か紛失のいずれかではないのか?
わたしはスマホのメモリー等の情報はバッグアップアプリやクラウド上には保存、記録はしてあるが、アナログ的な記録は一切してはいない…
それはもしも万が一にスマホトラブルを起こしたならば、携帯電話ショップにでも行かなくては解決はしない。
つまりは直ぐには連絡先が分からないという事である、そして和哉は…
『出張が決まって忙しい…』
と、云っていた。
だからなかなか携帯電話ショップに行けずの、あの夜からの消息不明という事が想像できる…
いや、そうであろうし、そうであって欲しい。
わたしはそう勝手に自分自身でそう考え、想像し、前向きな解釈をし…
急に心を昂らせ、高鳴ってきていた。
『大人しくしていてくださいよ…』
そして急にあの10日の夜の帰り際に和哉がそう云っていた言葉が心に聞こえてきたのだ。
あぁ、ウチに居ればよかった…
そう後悔しながらも、部屋に入り、インターホンの留守画像の録画を再確認する。
あ、やっぱり…
部屋を訪ねてきてくれた和哉の姿が記録されていた。
やっぱりスマホのトラブルだったんだわ、色々と考え過ぎだったみたい…
と、わたしは少し安堵をする。
きっと、また、明日来てくれるはず…
あぁ、早く逢いたい。
心が昂ぶってしまう…
ピンポーン、ピンポーン…
「あ、え?」
その時、突然インターホンが鳴った。
え、戻ってきてくれた?…
と、慌ててインターホンの画像を確認する。
「え?」
だが…

