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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日

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「だけど、ううん、だって…
じゃ、和哉はアナタ、麻耶さんの事を抱いたんじゃないの?」
「え、あっ、そ、それは…」
わたしは反撃する…
「抱いた、ううん、アナタは和哉に抱かれたんでしょう?」
それはこの前、彩ちゃんと見たXツイッターの和哉の呟きから容易に想像、いや、分かっていた…
「あ、は、はい…で、でも…」
「でもって?」
「で、でも…
あの夜は、ううん、今までさんざんと彼に私がせまって、いや、もう彼を追い込む流れのカタチに無理矢理持っていって……」
「うん、でも抱かれ、抱いて、ううん、愛されたんでしょう?
よかったじゃない……」
わたしは敢えてそう言い放つ。
「あ、え、い、いや、そ、それは違う…
とても愛されたなんてカタチじゃなくて…
あ、あの…か、和哉さんは、その、仕方なく…っていうかぁ、そんな無理矢理の私に同情してって感じで…」
麻耶さんは目から涙を溢れさせながら、そう、まるであの夜を思い浮かべてるかの様に話してきた。
「同情って?」
そしてわたしは、ううん、ずるい大人のオンナであり、和哉の優先権を握っている女としての上からの目線で、そう呟き返す…
そして内心は、そんな麻耶さんの『同情』という言葉に少しだけホッとしてもいた。
「はい、わ、私は、さんざん、和哉さんに甘え、迫り、挙げ句には泣き落としを掛けていたから……の、同情なんだと…」
「…………」
「だって………」
…………和哉さんは決して悠里さんという存在の事は話してはくれなかったけど、私には、いや、私のオンナの勘が彼の影にいる、ううん、感じてくる女の存在感を実感していたし、いいや、確信していたから、何が何でも、例え泣き落としでも構わないから、和哉さんに抱かれて、いや、抱かれたという既成事実を作りたかったから…………
「だけど、ううん、だって…
じゃ、和哉はアナタ、麻耶さんの事を抱いたんじゃないの?」
「え、あっ、そ、それは…」
わたしは反撃する…
「抱いた、ううん、アナタは和哉に抱かれたんでしょう?」
それはこの前、彩ちゃんと見たXツイッターの和哉の呟きから容易に想像、いや、分かっていた…
「あ、は、はい…で、でも…」
「でもって?」
「で、でも…
あの夜は、ううん、今までさんざんと彼に私がせまって、いや、もう彼を追い込む流れのカタチに無理矢理持っていって……」
「うん、でも抱かれ、抱いて、ううん、愛されたんでしょう?
よかったじゃない……」
わたしは敢えてそう言い放つ。
「あ、え、い、いや、そ、それは違う…
とても愛されたなんてカタチじゃなくて…
あ、あの…か、和哉さんは、その、仕方なく…っていうかぁ、そんな無理矢理の私に同情してって感じで…」
麻耶さんは目から涙を溢れさせながら、そう、まるであの夜を思い浮かべてるかの様に話してきた。
「同情って?」
そしてわたしは、ううん、ずるい大人のオンナであり、和哉の優先権を握っている女としての上からの目線で、そう呟き返す…
そして内心は、そんな麻耶さんの『同情』という言葉に少しだけホッとしてもいた。
「はい、わ、私は、さんざん、和哉さんに甘え、迫り、挙げ句には泣き落としを掛けていたから……の、同情なんだと…」
「…………」
「だって………」
…………和哉さんは決して悠里さんという存在の事は話してはくれなかったけど、私には、いや、私のオンナの勘が彼の影にいる、ううん、感じてくる女の存在感を実感していたし、いいや、確信していたから、何が何でも、例え泣き落としでも構わないから、和哉さんに抱かれて、いや、抱かれたという既成事実を作りたかったから…………

