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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日

24
「えっ、あ、知ってたんだ?」
わたしは動揺を隠しながら問い返す。
「あ、は、はい、さっきおみやげを持ってきたら留守だったからとりあえず彩さんのお店に行ったんすよ…
で、閉まってたからいちおうあのワインバーにも行ってみたらそこも休みだったから、とりあえず戻ってみていなかったら帰ろうかなって…
そしたら部屋に灯りが点いていたんで、思わず来ちゃったんすよ」
と、和哉は一気に自らの動きを話してきた。
「ふーんつまりはストーキングをしたってことね」
「い、いやっ、ち、違うっす」
必死に言い訳をする。
「えぇだってぇ、おみやげを持ってきてくれて留守だったからドアノブに引っ掛かけて帰ったのにぃ、その足で彩ちゃんのバーを覗きに行ったんでしょう?」
「あ、いや、そ、それは…」
「しかもさぁ、彩ちゃんのバーがお休みだったからってさぁ、今度はわたしがよく行くワインバーまで覗きに行ったなんて…」
「あ、あ、い、いや…」
そんなわたしのツッコミに和哉は言葉に窮し、目を泳がせる。
「その挙げ句にワインバーもお休みだったからって、またマンションをチェックするなんてさぁ…」
ストーカーそのものじゃん…
そう和哉に言った。
「あ、そ、それは、そのぉ…」
確かにそんな和哉の行動は、嫌いな男であるならば間違いなくストーカー、ストーキングと捉え、受け、忌む感情が湧いてくるのだが…
この手のストーキングやセクハラ等々は受け手の感情の問題、つまりは心一つの事といえ、わたしは和哉を大好きだから忌み嫌う想いは全く感じはしない。
本当の本音は…
そんな和哉のストーキングまがいの行動は、わたしに対しての愛情の重さによるモノであるから嬉しいのだ。
だけど…
引き戸を締め切り、畳コーナーに潜み、このわたしと和哉の会話を聞いている麻耶さんにとっては…
この和哉のわたしに対する愛情の真逆な裏返しの言葉として聞いているであろうとわたしには思えていた。
それに…
もう既に、ヘソが曲がり、ビッチでクソ女で天の邪鬼の想いの衝動に駆られているわたしにとっては…
素直に引きたくはなくなってきているが故に…
『もう少し、意地悪してやろう』
そんな心の衝動が更に湧いてきていたのだ。
そうよ、そうすんなりとは…
引きたくない…
簡単には譲れないわ…
「えっ、あ、知ってたんだ?」
わたしは動揺を隠しながら問い返す。
「あ、は、はい、さっきおみやげを持ってきたら留守だったからとりあえず彩さんのお店に行ったんすよ…
で、閉まってたからいちおうあのワインバーにも行ってみたらそこも休みだったから、とりあえず戻ってみていなかったら帰ろうかなって…
そしたら部屋に灯りが点いていたんで、思わず来ちゃったんすよ」
と、和哉は一気に自らの動きを話してきた。
「ふーんつまりはストーキングをしたってことね」
「い、いやっ、ち、違うっす」
必死に言い訳をする。
「えぇだってぇ、おみやげを持ってきてくれて留守だったからドアノブに引っ掛かけて帰ったのにぃ、その足で彩ちゃんのバーを覗きに行ったんでしょう?」
「あ、いや、そ、それは…」
「しかもさぁ、彩ちゃんのバーがお休みだったからってさぁ、今度はわたしがよく行くワインバーまで覗きに行ったなんて…」
「あ、あ、い、いや…」
そんなわたしのツッコミに和哉は言葉に窮し、目を泳がせる。
「その挙げ句にワインバーもお休みだったからって、またマンションをチェックするなんてさぁ…」
ストーカーそのものじゃん…
そう和哉に言った。
「あ、そ、それは、そのぉ…」
確かにそんな和哉の行動は、嫌いな男であるならば間違いなくストーカー、ストーキングと捉え、受け、忌む感情が湧いてくるのだが…
この手のストーキングやセクハラ等々は受け手の感情の問題、つまりは心一つの事といえ、わたしは和哉を大好きだから忌み嫌う想いは全く感じはしない。
本当の本音は…
そんな和哉のストーキングまがいの行動は、わたしに対しての愛情の重さによるモノであるから嬉しいのだ。
だけど…
引き戸を締め切り、畳コーナーに潜み、このわたしと和哉の会話を聞いている麻耶さんにとっては…
この和哉のわたしに対する愛情の真逆な裏返しの言葉として聞いているであろうとわたしには思えていた。
それに…
もう既に、ヘソが曲がり、ビッチでクソ女で天の邪鬼の想いの衝動に駆られているわたしにとっては…
素直に引きたくはなくなってきているが故に…
『もう少し、意地悪してやろう』
そんな心の衝動が更に湧いてきていたのだ。
そうよ、そうすんなりとは…
引きたくない…
簡単には譲れないわ…

