この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日
 26

 そう今までは…
 こうしたエスとエム的なバランスの会話を、いや、いわゆる『前戯』的な言葉遊びにより昂ぶりの疼きのスイッチを入れてきていたのだ。

 そう、今までは…

 だけど今夜は、このシチュエーションはいつもの、そして今までという訳ではない事は十分に理解をし、そして決別の覚悟を持って和哉に対峙していた。
 いや…
 対峙していた筈であった。

 だが対面に座り、まるで昔のペット犬のビッケの如くに甘え、甘えたくて必死にシッポを振っている様な目で見つめてくるこの和哉の姿、様子と…
 そんな和哉の後ろの畳コーナーの部屋の中でおそらく必死にこちらの様子を聞き耳を立てて潜み、心を複雑に騒めかせ、不惑な思いに揺らいでいるであろう麻耶さんという存在により、つまりはある意味この異常なシチュエーションに、わたしの心はエス的な衝動が高まってしまっていて、いや、そうなのだ、このシチュエーションに興奮を感じてしまい…
 本当ならば入れてはいけない淫らな昂ぶりの疼きのスイッチを入れて、いや、入ってしまったのである。

 対峙する和哉のビッケを彷彿させる目を見れば見るほどに…
 そんな和哉の後ろの畳コーナーを思わず見つめてしまうほどに…

 ザワザワと心が騒めき…
 ウズウズと心が揺らぎ…
 ズキズキと奥底が昂ぶり、疼いてしまうのだ。

 そして出張前からの、結果的にはスマホを無くしてしまったという理由を含めたわたしに対しての約1週間の行方不明という和哉なりの言い訳の思いと、本来ならば麻耶さんという存在の関係を知らない筈からのわたしに対する後ろめたい思いが和哉の心を占拠しているのであろう…
 おそらくはそんな思いの相乗による和哉の目の揺らぎ表れが、更にわたしの心を淫らせてくるのだと思われる。

「ストーカーさん、本当に久しぶりだよねぇ?
 いつぶりなのかしらね?」
 
「あ…は、はい、そ、そう…」

 そしてお互いのそんな昂ぶりの思いを抑えながらのこの言葉の、エスとエム的な『前戯』的な会話の遣り取りが、更にわたしの、いや、必死にわたしのご機嫌を取り成したい和哉はもちろんそうであろう…
 わたし達二人は淫らな昂ぶりの疼きの思い、衝動をすっかり高まらせてきていたのである。

 そしてそれは…
 畳コーナーに潜み、必死に耳を立てているであろう麻耶さんにも伝わっているはずなのだ。


/153ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ