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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日
 27

「ストーカーさん、本当に久しぶりだよねぇ?
 いつぶりなのかしらね?」
 わたしは和哉の後ろの畳コーナーで耳を立てて聞いているであろう麻耶さんを、いや違う、潜んでいる麻耶さんに対して、和哉を通り越してまるで彼女に直接語り掛けている様に話しをしていく。

「あ…は、はい、そ、そう…あ…
 し、出張前のアレからだから約1週間以上ぶりっす……」 

「そう、そうかぁ、ふうん…」
 と、わたしは敢えて和哉が言い訳をしやすい様に応えに含みを与えてあげる。

 するとやはり、和哉は…
「あ、はい、じ、実は、最後に逢った次の日にスマホを失くしてしまって…」
 と、そう必死な表情で言い訳を、いや、説明を始めてきた。

「え、あ、スマホを?」
 わたしはもう既にその紛失の顛末の内容を麻耶さんから訊いているけども、いちおう知らない体の演技をする。

「あ、はい、仕事中に失くしちゃったんすよ…
 間違いなく役所内にある筈なんすけどなぜか出てこなくってぇ…」
「ふぅん…」
「でも仕事が出張前だからメチャ忙しくてぇ、スマホショップにも行けなくてぇ」
「ふぅん…」
「それにメモリーの控えをしてなかったからぁ、悠里さんの番号がわからなくってぇ…」
「ふぅん…」
「だ、だからぁ……あ……」

 わたしが和哉のその必死の言い訳を、そんな『ふぅん』のみでシラッと聞き流していたからなのだろうか、それが和哉にはわたしが怒っていると感じたのだろう…
 その言い訳を口籠ってしまう。
 
 あともう一つ、そのスマホ紛失の裏側で、麻耶さんからの連日の猛アタックによる誘惑とその誘惑に負けてしまったという自分の気持ちのわたしに対する後ろめたさ…
 という想いのせいもあるのだと思われる。

「あ、だ、だから、よけいに悠里さんに連絡取れなく……てぇ…」
「…………」
「あ、い、いや、そ、それに、へ、平日の夜遅くに、あ、た、訪ねるのも、ほ、ほら、迷惑で、怒られちゃうかな…ってぇ……」

「…………」
 今度はわたしの沈黙にプレッシャーが掛かってしまっているみたいであった。

 たが、既にわたしは先に麻耶さんからある程度訊いていたから、この和哉の反応が面白くなってきていた…
 ま、それはあくまで、本当の内容を麻耶さんから訊いていたからという前提の理由があるからなのだが。

「ふぅん…あ、でも、それに……」




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