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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日
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 自ら開けた穴…
 そうわたしはいつもノーパンでストッキングを穿いている。

 それはつまり…

「ふぅぅ、もおダメ、仕方ないのよ」
 そう囁き、いや、もう一度自分に言い聞かせ、言い訳をし…
 ソファに座り自身の象徴の昂ぶりの疼きに惚けた表情をしている和哉を一瞥し、そしてその後ろの閉まっている、いや、ほんの僅かだけ開いている隙間の見えない空間を見つめ…
 ううん、その黒い僅かな空間を凝視する。

「ふぅぅ…」
 そのわたしからは見えない僅かな黒い空間に居て、必死の形相で狂おしいくらいに心を掻き乱しているであろう麻耶さんを心の目で見つめ…
 
「もおダメなのよ…」
 最後にわたし自身のサディスティックな心の、ビッチでクソ女のメスの昂ぶりの疼きの衝動の後押しの言葉を呟き…

「はぁぁん、んん…」
 和哉の両肩にしがみつき、その熱く硬いわたしに対する想いの象徴をゆっくりとまたぎ、沈んでいく。

 ヌチュ、ニチュ、ニュプ…

「ゆ、悠里さぁん…」

 たっぷりと溢れさせている愛の蜜と、和哉の象徴の硬さとの肉同士の摩擦の快感に、わたし自身が粘着質な愉悦の喘ぎを漏らしてくる…

「はぁぁ、か、和哉ぁ、熱いぃ、硬いわぁぁ…」
 と、わたしは和哉の後ろの僅かな黒い隙間の空間を凝視し、ワザとそう言葉にして喘ぐ。

 そしてそのまま黒い隙間を見つめたままに…
 和哉の両足の上に跨り、ゆっくりと上下動をしていくのだ。

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

 久しぶりの…

 蕩け、溶ろけ、融ろける様な摩擦の快感が全身へと拡がってくる。

「はぁぁうぁぁ、和哉ぁ…
 あぁん、が、ガマンできなかったのぉ…」

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

 淫靡な湿った肉の摩擦音が拡がり、わたしは和哉の両肩につかまり、後ろの黒い隙間を凝視し…
 上下動の動きを、リズムを、速めていく。

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

 ニチュ、ヌチュ、ニチュ、ヌチュ…

「はぁ、和哉ぁぁ…」

 これはサディスティックな衝動のビッチでクソ女のわたしから、麻耶さんへの叫び…

 愛の…

 心の…

 和哉との最後の想いの慟哭の叫び…

 狂ったビッチでクソ女の叫び…

 だから、アナタ、麻耶さんも藻掻き、狂え…


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