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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日
 47

「っんくぅぅぅぅ、は、ふぅぅ………」
 そんな逡巡をしながら、そう喘ぎを漏らすと…

「はぁぁ、ゆ、悠里さん…」
 そう吐息を漏らしながら和哉はゆっくりとわたしのカラダを浮かせ、そして、すっかりと和哉自身の熱い激情の迸りを吐き出した柔らかくなった象徴を…
 抜いてきた。

「あっ、んっ…」
 すると、その抜けたわたしのオンナから、熱く、白く濁った大量の粘りのある液体が…
 トロリ…と流れ落ちてきたのだ。

「あぁ、ふぅぅ、またぁ中に出してぇ…」
 ホントは、いつも、いつも中に出しているのだが…
 わたしは敢えて、そしてワザと、隠れている麻耶さんに聞こえる様に呟く。

 そうその呟きは、わたしの最後の抵抗…
 最後のビッチでクソ女の抗いの呟きの言葉。

 いつも、いつも、わたし達はこうなのよ…
 という、最後の意地の抗い。

「あ、は、はい、すいません…」

「もぉ、いっつも中に出すんだからぁ」

「は、はい、すいません…」

 最後の抗いの、慣れ合いの、じゃれ合いの言葉…

「うわぁ、こんなにいっぱい出してぇ…
 ホントは出張で悪さしてきたんじゃないのぉ…」

「あ、い、いや、そ、そんなぁ…」

 これは…
 狂っているであろう麻耶さんを現実に還す為の皮肉の言葉。

「ふぅん、そうなんかなぁ…」

「そ、そうっすよ、そんな事なんてないっすからぁ」

 おそらくは、いや、わたしだったら、この会話で…
 ハッと我に、そして再び苛立ち、現実に還るはず。

「さぁ、もうスッキリしたんでしょう」

 これは和哉だけではなく、わたし自身にも…
 いや、わたしの心に言い聞かせる為の言葉。

 もうスッキリした…

 和哉とはスッキリした…

 いや、スッキリしたはず…



 もう…

 終わり…







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