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The Bitch (ザ、ビッチ)
第2章 2024年2月17日土曜日
18
わたし達二人の間は、少しずつ、あの昔の青春の思い出の、空白の隙間が埋まりつつあった。
いや、違う…
埋まりつつあるのはオックン、彼だけであって、わたし自身はそれ程昂ぶるほどの思い出、想い入れは無い…
いいや、無かった。
今、わたしの心の中にあるのは…
メスの、ビッチな欲情の昂ぶりであり…
少しだけの淡い青春の残り香であり…
ビッケ、和哉に対しての少しの罪悪感と…
この汚れた女としてのビッチな想いを、このオックンのわたしに対する朗らかな憧憬の想いの昂ぶりで…
少しでも浄化されたい…
してほしい、という想いなのだ。
決して彼みたいな青春の憧憬の様な甘い香りではなく…
酸えた、汚れた、ビッチなメス犬の、臭い匂いといえる。
だけど…
ヤリたい、ヤラれたい…
という想いは同じであるのだが、多分、重さが違う筈だから…
わたしの心は、このオックンから伝わってくる熱い想いに対して…
警戒警報が鳴り響いていた。
ヤルことはヤル…
もうガマンはできない…
だけど、彼には妻子がおり、しかも、間もなく二人目が産まれるという訳であるから…
そんな彼の家庭を壊す様なつもりは全く無いし…
どちらかといえば、できたらワンナイトラブのノリが理想なのだが…
「ゆ、悠里ぃ…
あぁ、ゆりぃ、ゆ、夢みたいだぁ…」
彼はそんな熱い想いを囁きながら、わたしをきつく抱き締め、唇を、舌先を求めでキスをしてきていた。
わたしの心の中で、危険な警報が激しく鳴り響いてくる…
「あ、う、うん…」
「ゆ、ゆりぃ…」
だから…
だから…
彼の心に歯止めの意味での楔を…
『クサビ』を打っておかなくては…
「ね、ねぇ、あん、お、オックン…」
わたしは唇を離し、彼の目を見つめ…
「ね、ねぇ…」
「あ、うん?」
「さ、三回ね…三回よ…」
思わず、そう呟いた…
わたし達二人の間は、少しずつ、あの昔の青春の思い出の、空白の隙間が埋まりつつあった。
いや、違う…
埋まりつつあるのはオックン、彼だけであって、わたし自身はそれ程昂ぶるほどの思い出、想い入れは無い…
いいや、無かった。
今、わたしの心の中にあるのは…
メスの、ビッチな欲情の昂ぶりであり…
少しだけの淡い青春の残り香であり…
ビッケ、和哉に対しての少しの罪悪感と…
この汚れた女としてのビッチな想いを、このオックンのわたしに対する朗らかな憧憬の想いの昂ぶりで…
少しでも浄化されたい…
してほしい、という想いなのだ。
決して彼みたいな青春の憧憬の様な甘い香りではなく…
酸えた、汚れた、ビッチなメス犬の、臭い匂いといえる。
だけど…
ヤリたい、ヤラれたい…
という想いは同じであるのだが、多分、重さが違う筈だから…
わたしの心は、このオックンから伝わってくる熱い想いに対して…
警戒警報が鳴り響いていた。
ヤルことはヤル…
もうガマンはできない…
だけど、彼には妻子がおり、しかも、間もなく二人目が産まれるという訳であるから…
そんな彼の家庭を壊す様なつもりは全く無いし…
どちらかといえば、できたらワンナイトラブのノリが理想なのだが…
「ゆ、悠里ぃ…
あぁ、ゆりぃ、ゆ、夢みたいだぁ…」
彼はそんな熱い想いを囁きながら、わたしをきつく抱き締め、唇を、舌先を求めでキスをしてきていた。
わたしの心の中で、危険な警報が激しく鳴り響いてくる…
「あ、う、うん…」
「ゆ、ゆりぃ…」
だから…
だから…
彼の心に歯止めの意味での楔を…
『クサビ』を打っておかなくては…
「ね、ねぇ、あん、お、オックン…」
わたしは唇を離し、彼の目を見つめ…
「ね、ねぇ…」
「あ、うん?」
「さ、三回ね…三回よ…」
思わず、そう呟いた…