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The Bitch (ザ、ビッチ)
第8章 エピローグ 『わたしの好きに...』
37
「あ、いや、ゆ、悠里さんのは……
く、臭くなんか………ないです…………」
彼、斑鳩くんは、両手でわたしの爪先を、自らの鼻先へと運び、そう言ってきたのだ。
「あ………」
わたしはその様を見つめ、心が震え、蕩けてくる…
合格かもしれない…
ううん、久しぶりに合格よ…
そう、心を昂らせてしまう。
「はぁ、ふぅ…た、堪らない……です…ぅ……」
彼は鼻先を爪先に擦り付け、匂いを嗅ぎながらそう呟く。
「う、うぅ、い、斑鳩くん……」
わたしは心を揺らがせながら見つめ、そして、グリグリとその爪先を彼の鼻先へと押し付け…
「ほらぁ、臭くないのぉ」
「臭くないです、た、堪らない香り…す……」
「へぇ、ふぅん、そう、じゃぁ、これはぁ?」
そう囁きながら、爪先を口元へとズラす。
そう、これが最終テスト…
わたしは、爪先を、ストッキングの爪先を舐めて…
それも愛おしそうにしゃぶってほしいんだ。
ストッキングの爪先を愛する…
それが『ストッキングラブ』という、心に深く刷り込まれた性癖であり…
それが、今のわたしの、ビッチという存在感の根幹でもあるから。
「ほら、どお…」
わたしはそう囁き、爪先を口元へと押し付けていく。
「あぁ、ふぅ…」
すると彼は…
ゆっくりと唇を開き、自らの手で爪先を引き寄せ…
咥えてきたのである。
「は、んん…」
あぁ、合格よ…
わたしは心を震わせる。
だが…
「んん……ん?……」
だが、彼は…
咥えたまま、止まってしまっていた。
そして目を閉じて、いや、その表情は、どちらかといえば…
しかめている?
イヤなの?
眉間にシワが寄っていた。
あぁ、やっぱり、ダメか…
わたしはその表情に気付き、一気に心が落ちてしまう。
そうよ、そうよね…
そう簡単にはストッキングを、それも靴、ヒールを脱いでの爪先を、嬉々として舐める輩なんてそうそういる筈がないわ…
それはまるで潮が引くかのような心の昂ぶりの落胆であった。
そうよ、逆に、よくここまで頑張ってくれたわ…
だけど、わたしには不合格なんだ。
やっぱりわたしは…
ビッチという性分を消すことができないみたい。
和哉なんか…
あっ…
わたしは不意に、和哉を想い浮かべてしまう。
か、和哉…
「あ、いや、ゆ、悠里さんのは……
く、臭くなんか………ないです…………」
彼、斑鳩くんは、両手でわたしの爪先を、自らの鼻先へと運び、そう言ってきたのだ。
「あ………」
わたしはその様を見つめ、心が震え、蕩けてくる…
合格かもしれない…
ううん、久しぶりに合格よ…
そう、心を昂らせてしまう。
「はぁ、ふぅ…た、堪らない……です…ぅ……」
彼は鼻先を爪先に擦り付け、匂いを嗅ぎながらそう呟く。
「う、うぅ、い、斑鳩くん……」
わたしは心を揺らがせながら見つめ、そして、グリグリとその爪先を彼の鼻先へと押し付け…
「ほらぁ、臭くないのぉ」
「臭くないです、た、堪らない香り…す……」
「へぇ、ふぅん、そう、じゃぁ、これはぁ?」
そう囁きながら、爪先を口元へとズラす。
そう、これが最終テスト…
わたしは、爪先を、ストッキングの爪先を舐めて…
それも愛おしそうにしゃぶってほしいんだ。
ストッキングの爪先を愛する…
それが『ストッキングラブ』という、心に深く刷り込まれた性癖であり…
それが、今のわたしの、ビッチという存在感の根幹でもあるから。
「ほら、どお…」
わたしはそう囁き、爪先を口元へと押し付けていく。
「あぁ、ふぅ…」
すると彼は…
ゆっくりと唇を開き、自らの手で爪先を引き寄せ…
咥えてきたのである。
「は、んん…」
あぁ、合格よ…
わたしは心を震わせる。
だが…
「んん……ん?……」
だが、彼は…
咥えたまま、止まってしまっていた。
そして目を閉じて、いや、その表情は、どちらかといえば…
しかめている?
イヤなの?
眉間にシワが寄っていた。
あぁ、やっぱり、ダメか…
わたしはその表情に気付き、一気に心が落ちてしまう。
そうよ、そうよね…
そう簡単にはストッキングを、それも靴、ヒールを脱いでの爪先を、嬉々として舐める輩なんてそうそういる筈がないわ…
それはまるで潮が引くかのような心の昂ぶりの落胆であった。
そうよ、逆に、よくここまで頑張ってくれたわ…
だけど、わたしには不合格なんだ。
やっぱりわたしは…
ビッチという性分を消すことができないみたい。
和哉なんか…
あっ…
わたしは不意に、和哉を想い浮かべてしまう。
か、和哉…

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