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The Bitch (ザ、ビッチ)
第2章 2024年2月17日土曜日
 22

「あ、あっ、あれっ?」
 指先がストッキングの股間に触れた瞬間に、彼はそんな声を漏らしてきた。

 そして、唇を離し、わたしの顔を見てくる…

「えっ、あ、あれ、ま、まさか?」

「…………」
 わたしは黙って彼の目を見つめ、小さく頷く。

「あ、う、うわ、まさか…なんだぁ」
 と、やや感嘆気味、いや、戸惑い気味の声を漏らし…

「はん…」
 股間に触れている指先をグイッとなぞってきたのだ。

 そう、わたしは、いつもの様に…
 ノーパン、ストッキング直穿きであった。

「う、わ…すげ、濡れてる…」
 彼はそう呟きながら、更に股間をなぞってくる。

 そして、頭を下へと移動させ…

「はぁん、やん」

 スカートを捲り上げ…

「お、おおっ」
 更に、感嘆の声を上げてきた。

 なぜならわたしは…

 パイパンのツルツル、つまり、陰毛が無いから…

 元々薄いのだが、完全脱毛してしまっていたのだ。

 だから、わたしを抱く男達の皆は決まって…
 こういった驚き、困惑、戸惑いの声を上げてくる。

 だが、問題は、いや、わたしにとって重要なのはそんなリアクションではない…
 この後なんだ。

 このパイパン、ツルツル、ノーパン、ストッキング直穿きを見て…

 その後の愛撫を…

 そんなわたしのビッチな、変態な、フェティッシュなこの痴態の股間を…

 どう愛してくれるのかが、最重要な問題なのであった。

「うわぁ、ゆ、悠里ぃ、た、堪らないなぁ…」
 彼は目を輝かせながら、そしてグイッと両脚を開き、股間に顔を寄せ、そう呟いてくる。


 さあ、オックン…

 どうわたしを愛してくれるの?…





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