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The Bitch (ザ、ビッチ)
第2章 2024年2月17日土曜日
39
罪悪感が湧いてきた。
え、罪悪感?…
それはさっきオックンとシた、いや、シようと、いいや、身を任せたから?
ビッケへの裏切りの罪悪感…なのか?
心が揺らぎ騒めいてきた。
「え、ゆ、悠…里…さん?…」
突然わたしがキスを、唇を離したから、不惑の目を向けてくる…
「あ…」
あ、この目…
そうこの目だ…
この目はあのビッケの…
昔、愛して愛でていた…
ペットの愛しいビッケの目だ。
だからセフレに…
そう彼氏では無く…
セフレの…
いやセフレでありペット的な癒やしの存在のビッケの筈だったのに…
「…く、ビッケの…くせ…に…」
わたしはいつの間にか愛していた…
「え?」
それが悔しかった…
そしてその想いがつい言葉に漏れてしまった。
「あ、え、い、いや…」
だから罪悪感なのか、いや、この罪悪感が湧いたという事自体も悔しい…
「ゆ、悠里さん…」
するとまたビッケは、わたしを抱き締め、唇を寄せてくる。
だが、だけど…
「…………」
わたしは首を振り、唇から逃げる。
「もう…」
するとビッケはそう呟き…
「あ…」
わたしの頭を両手で押さえ…
「もうツンデレなんすからぁ…」
「あ…え…や……ぁ……」
ビッケ、いや、和哉はそう呟きながらキスをしてきた。
両手で頭を押さえられ、逃げられず、逃げる力が抜けてしまい…
唇を、舌先を吸われてしまう。
いや…
本当は…
こうされたかったのだ。
「あ……ぁ……や……ん…………」
心が震え、蕩けていく…
そしてさっきまでの罪悪感の想いは消え…
その代わりに『ツンデレ』と呟かれた言葉が脳裏を巡ってきていた。
あ…
わたしは…
わたしはいつの間にか…
ビッケ、いや、和哉との心の距離感が、逆転、つまり、和哉にわたしの想いはすっかり見透かされてしまっていたんじゃないのか?…
わたしの想いが…
わたしの想いは…
もう、しっかりとビッケではなく、和哉に伝わってしまっている、いや、いたんじゃないのだろうか?…
だからツンデレなんて…
そのさっきのツンデレと言った言葉の裏に…
『本当は僕の事が大好きで、愛しているくせに…』
そんな和哉の声が聞こえてきた。
罪悪感が湧いてきた。
え、罪悪感?…
それはさっきオックンとシた、いや、シようと、いいや、身を任せたから?
ビッケへの裏切りの罪悪感…なのか?
心が揺らぎ騒めいてきた。
「え、ゆ、悠…里…さん?…」
突然わたしがキスを、唇を離したから、不惑の目を向けてくる…
「あ…」
あ、この目…
そうこの目だ…
この目はあのビッケの…
昔、愛して愛でていた…
ペットの愛しいビッケの目だ。
だからセフレに…
そう彼氏では無く…
セフレの…
いやセフレでありペット的な癒やしの存在のビッケの筈だったのに…
「…く、ビッケの…くせ…に…」
わたしはいつの間にか愛していた…
「え?」
それが悔しかった…
そしてその想いがつい言葉に漏れてしまった。
「あ、え、い、いや…」
だから罪悪感なのか、いや、この罪悪感が湧いたという事自体も悔しい…
「ゆ、悠里さん…」
するとまたビッケは、わたしを抱き締め、唇を寄せてくる。
だが、だけど…
「…………」
わたしは首を振り、唇から逃げる。
「もう…」
するとビッケはそう呟き…
「あ…」
わたしの頭を両手で押さえ…
「もうツンデレなんすからぁ…」
「あ…え…や……ぁ……」
ビッケ、いや、和哉はそう呟きながらキスをしてきた。
両手で頭を押さえられ、逃げられず、逃げる力が抜けてしまい…
唇を、舌先を吸われてしまう。
いや…
本当は…
こうされたかったのだ。
「あ……ぁ……や……ん…………」
心が震え、蕩けていく…
そしてさっきまでの罪悪感の想いは消え…
その代わりに『ツンデレ』と呟かれた言葉が脳裏を巡ってきていた。
あ…
わたしは…
わたしはいつの間にか…
ビッケ、いや、和哉との心の距離感が、逆転、つまり、和哉にわたしの想いはすっかり見透かされてしまっていたんじゃないのか?…
わたしの想いが…
わたしの想いは…
もう、しっかりとビッケではなく、和哉に伝わってしまっている、いや、いたんじゃないのだろうか?…
だからツンデレなんて…
そのさっきのツンデレと言った言葉の裏に…
『本当は僕の事が大好きで、愛しているくせに…』
そんな和哉の声が聞こえてきた。