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第6章 2024年3月14日木曜日

　わたしは和哉、ビッケに対してこうした意固地になって…
　いや、無駄な抵抗である抗い言動を取り続けていく。

　ううん、取り続けていくのだが、それは大きな男心を持つ和哉、ビッケにはとうに見抜かれて、いや、わたしの好きな様に泳がされ、それはまるで彼の手のヒラの上でで踊らされている様な関係の、そして甘い日々を過ごしていったのだが…

　しかし、それは、その甘い日々は…
　2024年3月14日木曜日のホワイトデーの前後の日に…
　突然、不惑に揺れ動くことになってしまう。