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淫獄地域枠 リコ先生は村のみんなのお嫁さん
第9章 第8話 やさぐれ医学生のセイジくん(25歳)
「詳しく教えてくださりありがとうございます。デリケートなことをお聞きして恐縮ですが、今現在妊娠している、もしくはその可能性はおありですか?」
「えっ? あの、さっき生理中だとお伝えして……」
「せ、生理中? というのは……?」
「ごめんなさい、この質問はもう大丈夫ですので。セイジくん、じゃあ私と一緒にお腹の診察をしよっか」
生理中の女性に平然と妊娠しているかを聞き始めたセイジくんを私は慌てて制止し、その後はセイジくんにやり方を教えながら腹部の視診・聴診・打診・触診を2人で行いました。医療機器が乏しい僻地では身体診察はとても大事なスキルです。
診察が終わるとちょうど17時になっていて、セイジくんの実習期間中は私も仕事がなければ17時で退勤していいと四谷先生に言われているので私はセイジくんと一緒に帰ることになりました。
「ごめんセイジくん、ちょっと診察のことで教えたいことがあるから私の家に来てくれない? 忙しかったら全然いいよ」
「リコ先生の家にですか? ええ、帰ってもソシャゲしかやることないので全然いいですよ。お願いします」
実習指導という名目でセイジくんを家に呼び出した私ですが、私は当然診療時間外にボランティアで後輩を指導するほど真面目な研修医ではありません。
やさぐれ医学生のセイジくんに必要なのは医学ではない別の勉強です。
「えっ? あの、さっき生理中だとお伝えして……」
「せ、生理中? というのは……?」
「ごめんなさい、この質問はもう大丈夫ですので。セイジくん、じゃあ私と一緒にお腹の診察をしよっか」
生理中の女性に平然と妊娠しているかを聞き始めたセイジくんを私は慌てて制止し、その後はセイジくんにやり方を教えながら腹部の視診・聴診・打診・触診を2人で行いました。医療機器が乏しい僻地では身体診察はとても大事なスキルです。
診察が終わるとちょうど17時になっていて、セイジくんの実習期間中は私も仕事がなければ17時で退勤していいと四谷先生に言われているので私はセイジくんと一緒に帰ることになりました。
「ごめんセイジくん、ちょっと診察のことで教えたいことがあるから私の家に来てくれない? 忙しかったら全然いいよ」
「リコ先生の家にですか? ええ、帰ってもソシャゲしかやることないので全然いいですよ。お願いします」
実習指導という名目でセイジくんを家に呼び出した私ですが、私は当然診療時間外にボランティアで後輩を指導するほど真面目な研修医ではありません。
やさぐれ医学生のセイジくんに必要なのは医学ではない別の勉強です。