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そこのオタクくん座談会来ない? ~秘密のギャル本さん~
第5章 第4話 ギャル本さんと家庭内隔離
「オタクくん、看病してくれるのは嬉しいけどあんまりあーしに近づかない方がいいよ。まだ発熱して4日目だから感染するかもだし」
「菱本からうつされるなら全然いいよ、出席停止であんな学校に行かなくていいなら何よりだ」
「そーゆーことじゃなくてさぁ……」
菱本はベッドに潜って布団を被ったまま答え、俺はキッチンで朝はシリアル、昼はインスタント麺で済ませているという菱本に卵とじのおかゆを作ってあげていた。
「オタクくんがあーしの後にインフルエンザにかかったら、あーしが学校で一人になっちゃうじゃん……」
「菱本は俺と違って同性の友達もいるだろ? この前何か茶髪の女友達に話しかけられたぞ」
「シバエリは確かに親友だけど、クラス違うしあーしはオタクくんと学校で話したいから。うーん……」
まだ話すのも苦しいらしい菱本に配慮して俺はそれからは無言でおかゆを作り、キッチンのあるリビングから直結の寝室で寝ている菱本に声をかけた。
菱本はどうにか起きてきて食卓に座り、俺が作ったおかゆをスプーンですくって食べて美味しい、と言ってくれた。
「菱本からうつされるなら全然いいよ、出席停止であんな学校に行かなくていいなら何よりだ」
「そーゆーことじゃなくてさぁ……」
菱本はベッドに潜って布団を被ったまま答え、俺はキッチンで朝はシリアル、昼はインスタント麺で済ませているという菱本に卵とじのおかゆを作ってあげていた。
「オタクくんがあーしの後にインフルエンザにかかったら、あーしが学校で一人になっちゃうじゃん……」
「菱本は俺と違って同性の友達もいるだろ? この前何か茶髪の女友達に話しかけられたぞ」
「シバエリは確かに親友だけど、クラス違うしあーしはオタクくんと学校で話したいから。うーん……」
まだ話すのも苦しいらしい菱本に配慮して俺はそれからは無言でおかゆを作り、キッチンのあるリビングから直結の寝室で寝ている菱本に声をかけた。
菱本はどうにか起きてきて食卓に座り、俺が作ったおかゆをスプーンですくって食べて美味しい、と言ってくれた。