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東京佐川お兄さん事件 引きこもりお嬢様の誰にも言えない秘密
第7章 エピローグ 私の大好きなお兄さん
「志信さんはやっぱり綺麗です。お腹がこんなに大きくなっても、女神様のような優しさで俺を包みこんでくれる……」
「お兄さん……」
「一緒に素敵な家庭を築きましょう。いつか、志信さんが俺を食べたくなくなる日まで」
「ええ……」
私を背中から抱きしめたまま新たな生命が宿ったお腹を右手で撫でるお兄さんに、私は身体と心を委ねます。
いつも気持ちが不安定で、大好きな人を食べたい感情を抑えられない私ですが、私の隣にはいつも優しいお兄さんがいます。
大好きなお兄さんといつまでも一緒に暮らしていけば、いつかは私の病気が治る日も来るかも知れません。
一人暮らしだった私の目の前にとても美味しそうなお兄さんが現れたことは、私の運命を変える一大事件だったのです。
私とお兄さんとこれから生まれてくる新たな生命に、どうか幸せな結末が待っていますように。
(完)
「お兄さん……」
「一緒に素敵な家庭を築きましょう。いつか、志信さんが俺を食べたくなくなる日まで」
「ええ……」
私を背中から抱きしめたまま新たな生命が宿ったお腹を右手で撫でるお兄さんに、私は身体と心を委ねます。
いつも気持ちが不安定で、大好きな人を食べたい感情を抑えられない私ですが、私の隣にはいつも優しいお兄さんがいます。
大好きなお兄さんといつまでも一緒に暮らしていけば、いつかは私の病気が治る日も来るかも知れません。
一人暮らしだった私の目の前にとても美味しそうなお兄さんが現れたことは、私の運命を変える一大事件だったのです。
私とお兄さんとこれから生まれてくる新たな生命に、どうか幸せな結末が待っていますように。
(完)