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かわいいイルカのカイルくんがお前を消す方法
第1章 第1話 かわいい宇宙イルカのカイルくん
「はじめましてご主人様、ぼくはマイクロ星からやって来た宇宙イルカのカイルです。マイクロ星のマザーコンピューターは知的生命体の生態を知りたがっていて、ぼくはご主人様の性生活をお助けするために地球にやって来ました」
「よく分からんが目の前でパソコンの画面から出てきた以上は本当なんだろうな。性生活っていっても俺はロリコンじゃないぞ?」
「きゅうきゅう、そういう意味じゃなくてぼくは人間のオスであるご主人様が人間のメスと上手くまぐわえるようにアドバイスをしに来たのです。ご主人様、私立文系大学でモテてないみたいですけど学内に少しは仲がいい女の子とかいないのですか?」
「そうだなあ、同じゼミの秋岡さんとは挨拶できる仲だな。といってもデートどころか一緒に遊びに行ったこともないけど」
「そうなのですね、ちょっとマイクロ星の検索技術で調べてみます。……なるほど、秋岡さんは岩手県出身で東京生活に不慣れみたいですね。回転寿司に行ってみたいけど一人で行く勇気が出ないみたいです。ご主人様が連れていってあげてはどうですか?」
「そんなことが分かるのか!? 全然いいけど俺も行ったことないんだよな……」
いわゆるボクっ娘であるらしいカイルくんは目の前に投影した仮想液晶画面で何やら検索すると秋岡さんに関する情報を集めてきて、俺に彼女をデートに誘うよう提案してきた。
「大丈夫ですよ、ぼくは地球の文化に詳しいので回転寿司のことぐらい簡単に調べられます。……できました、ではこの説明書に従って秋岡さんと回転寿司デートに行ってみてください」
「おおっ、これは便利だな。ちょうど講義あるから今日の夕方誘ってみるよ! お礼と言っちゃなんだけど冷蔵庫にあるもの何でも食べてくれていいからな」
カイルくんは目の前に投影した仮想プリンタからA4の用紙を印刷すると俺に手渡し、そこには回転寿司の楽しみ方が書かれていた。
今日の昼過ぎは秋岡さんと一緒の講義があるのでその際に誘ってみることにして、俺はカイルくんを置いて部屋を出た。
そして……
「よく分からんが目の前でパソコンの画面から出てきた以上は本当なんだろうな。性生活っていっても俺はロリコンじゃないぞ?」
「きゅうきゅう、そういう意味じゃなくてぼくは人間のオスであるご主人様が人間のメスと上手くまぐわえるようにアドバイスをしに来たのです。ご主人様、私立文系大学でモテてないみたいですけど学内に少しは仲がいい女の子とかいないのですか?」
「そうだなあ、同じゼミの秋岡さんとは挨拶できる仲だな。といってもデートどころか一緒に遊びに行ったこともないけど」
「そうなのですね、ちょっとマイクロ星の検索技術で調べてみます。……なるほど、秋岡さんは岩手県出身で東京生活に不慣れみたいですね。回転寿司に行ってみたいけど一人で行く勇気が出ないみたいです。ご主人様が連れていってあげてはどうですか?」
「そんなことが分かるのか!? 全然いいけど俺も行ったことないんだよな……」
いわゆるボクっ娘であるらしいカイルくんは目の前に投影した仮想液晶画面で何やら検索すると秋岡さんに関する情報を集めてきて、俺に彼女をデートに誘うよう提案してきた。
「大丈夫ですよ、ぼくは地球の文化に詳しいので回転寿司のことぐらい簡単に調べられます。……できました、ではこの説明書に従って秋岡さんと回転寿司デートに行ってみてください」
「おおっ、これは便利だな。ちょうど講義あるから今日の夕方誘ってみるよ! お礼と言っちゃなんだけど冷蔵庫にあるもの何でも食べてくれていいからな」
カイルくんは目の前に投影した仮想プリンタからA4の用紙を印刷すると俺に手渡し、そこには回転寿司の楽しみ方が書かれていた。
今日の昼過ぎは秋岡さんと一緒の講義があるのでその際に誘ってみることにして、俺はカイルくんを置いて部屋を出た。
そして……