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かわいいイルカのカイルくんがお前を消す方法
第1章 第1話 かわいい宇宙イルカのカイルくん
「秋岡さん、回転寿司のカウンターには粉ワサビが置いてあるから醤油に溶かして食べるんだよ。ほらこうやって」
「そうなのね、じゃあお寿司につけて……苦っ! 何これ抹茶じゃない!?」
「えっ!? あと、お寿司を食べて手が汚れた時はこの黒いボタンを押してお水を出して|熱《あっ》ちゃちゃちゃちゃちゃ!!」
カイルくんが集めてきた回転寿司の情報はことごとく間違っており、知ったかぶりをしていた俺は初めてのデートで秋岡さんに幻滅されてしまった。
「ちょっと待てやそこのイルカァ!! 何だお前回転寿司に詳しいんじゃなかったのかよぉ!!」
「きゅうきゅう、ぼくはインターネットの掲示板によく出回ってる回転寿司の情報を集めてきただけで……」
「んなもん適当なこと書いてるに決まってるだろうがぁ!! そこに直れコラァ!!」
ぶち切れながらワンルームの下宿に戻った俺は布団に寝転んで少年ジャンプを読みながらガリガリ君を食べていたカイルくんに怒りをぶつけていた。
「そうなのね、じゃあお寿司につけて……苦っ! 何これ抹茶じゃない!?」
「えっ!? あと、お寿司を食べて手が汚れた時はこの黒いボタンを押してお水を出して|熱《あっ》ちゃちゃちゃちゃちゃ!!」
カイルくんが集めてきた回転寿司の情報はことごとく間違っており、知ったかぶりをしていた俺は初めてのデートで秋岡さんに幻滅されてしまった。
「ちょっと待てやそこのイルカァ!! 何だお前回転寿司に詳しいんじゃなかったのかよぉ!!」
「きゅうきゅう、ぼくはインターネットの掲示板によく出回ってる回転寿司の情報を集めてきただけで……」
「んなもん適当なこと書いてるに決まってるだろうがぁ!! そこに直れコラァ!!」
ぶち切れながらワンルームの下宿に戻った俺は布団に寝転んで少年ジャンプを読みながらガリガリ君を食べていたカイルくんに怒りをぶつけていた。