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がんばれ!赫鎧鈴乃ちゃん
第2章 淫夢の始まり
 プシュー。
 空気が抜ける様な音がしてドアが開く。
 先頭車両、一番前のドア。
 入ってすぐの運転席との角地に背中をおしつけられた。眼の前には抱き合うように立つ猛様の首筋。そこから薫る獣臭に子宮が疼く。
 先程まで触ってたオチンポ様が恋しくなって手を伸ばすが触れる前に猛様に手を払われてしまう。
 何か不興を買う事をしてしまったのか?
 不安になっていると手首を掴まれ導かれる。
 何これ!
 手の甲に触れた物に驚いて下を見て息を呑む。
 ズボンの前を割ってそそり勃つ肉の柱。
 私の両拳で覆いきれるかどうかのそれの先頭は一回り太く赤黒くテラテラと他と違う質感。
 ネットの写真や図解で亀頭という言葉はしっていたが実物を見るのは初めてだ。
 小学生まで一緒にお風呂に入ってたお父さんのは皮を被ってたしだらし無く垂れていた。
 まあ娘相手にチンチンおっ勃ててたらそれはそれで問題だろうが仮にフル勃起してても逞しさでは勝負にならないだろう。
 「どうだ俺のチンポは?」
 耳朶を咥え舌先で縁を舐めながらの問に私は言葉を発せれず下げた右掌で握り扱く事で応える。
 「気に入ったか?」
 無論是だ。扱く手に力を込めて返事すると下半身に風を感じた。
 猛様の手がスカートを大きく捲り上げていた。
 肉厚の掌が太腿を撫で回す。
 「ハァ〜ン。」
 思わず吐息が漏れる。
 自分で触れるた時には感じなかったゾクゾクする感触。
 気持ち良さ4求められる嬉しさ4羞恥心と嫌悪感が1づつ。
 不思議な感覚にお尻の穴がキュッと締まる。
 猛様の手は弧を描く様に太腿を前から後から撫で回しながらゆっくり、ゆっくり這い上がってくる。
 目的地は当然パンティの奥。
 !
 ダメ!ラブジュースでびしょ濡れのパンティ触られちゃう。
 思わず膝を締めて手の上昇を阻む。
 「邪魔!」
 短い言葉と同時に激痛が胸を襲う。
 制服越しに鷲掴みされた乳房がドアノブみないに捻られる。
 これは警告だ。
 僅かにでも逆らえば痛みを与える。
 それが度を越すと猛様が握り潰すのは私の喉、そして息の根だろう。
 この方はそれだけの膂力を持ち殺人を忌避する感情を持たない。
 乳房の痛みがそれを教える。
 この強者の子を孕まずに死ぬのは人間という生命体に対する背任行為だ。
 
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