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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第2章 3月6日の水曜日
アパートの…玄関のドアをくぐって。
履いている靴を脱ぎながら
もつれ合う様にして…中に入った。
『巴さん…ッ…、もう…巴さんに
触っても、いいって事ですよね?』
そう…こっちに問いかけて来る
その言葉に乱れた呼吸が混じって。
彼の興奮の度合いを耳から
入るその乱れた呼吸の音が伝えて来て。
自分の…心臓が…ドキドキと
騒がしくなるのを…感じる。
そのまま玄関の…入ってすぐの場所の
壁と彼の身体の間に…身体を
挟まれる様な体勢になると…。
自分の下腹部の所に…硬い…
彼の昂りの…存在をしっかりと…
衣類越し…でも…感じる事が出来て。
壁に…手首を掴まれて縫い付けられて。
自分の後ろには壁があるのだから。
逃げようも…下がり様も…、
避けようも…ない…受け入れるしか
選択肢が与えられて居ない…
状況で…、彼からのキスで…
呼吸も…ままならなくなってしまう。
「んっ…んんっ!!んっ…んんっ…」
彼の舌が…性急に…こっちの
唇の間を割って…口腔内に侵入して来て。
掴まれた…手首と同じ様に、
自分の舌も…彼の舌に囚われてしまう。
「んんぅ…はぁ…んっ、んん~んッ」
舌に舌を絡まされて、舌を舐められる。
ヌルヌルと絡み合うお互いの
舌と舌が擦り合う度に…
自分の唾液なのか…彼の唾液なのか
どっちの…なのかわからないけど。
溢れる程に沸いて来る…唾液で
自分の口の中で溺れそうになる。
ごく…と…キスを交わし合うままに
喉の奥だけを動かして、
溺れそうになっている唾液を
小さく喉を…鳴らして飲み込んだ。
わずかに…甘い…と…感じる…。
自分の…味…なのか…、彼の…味なのか…。
その…ほのかな…甘さを…
絡め合った舌から感じる度に
えっちな…気分になって来て…。
じゅん…と…アソコが潤うのを感じる。
ギュ…と…自分の身体の芯の熱を
持て余してしまって…巴が…
その持て余した芯の熱に
耐える様にして…自分の太ももを
引寄せ合って足を閉めると。
『足…閉じちゃ…ダメですよ…巴さん』
そう言いながら港斗が…巴の
閉じている足の間に、
グイグイと…自分の足を割り込ませて来て。