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12歳年下の彼とホワイトデーする話
第4章 Wデート
『あ、巴さん、エビちゃん
こっちこっち、浮き輪膨らんでますよ』
港斗君は…身体を鍛えてるので、
自分の身体を惜しげなく…
海パン1枚で見せてる感じで。
対照的に…小林君の方は…
ラッシュガードを着ていて露出は控え目。
エビちゃんこと葵ちゃんの水着は
どっちかと言うと…服みたいに
見える感じの…水着で
色気と言うよりは可愛らしさのある感じで。
淡いパステルカラーの花柄の水着だ。
ビキニだけは…勇気なかったので
ビキニの上に…かぎ針編みの
レースの様な…肌見せ出来る
トップスが付いてる黒の水着にしたんだけど。
『巴さん…その水着は……』
『おニューの水着ですよ?生田サン』
『凄い…素敵です…大人綺麗…で…
上品な色気もあって、めっちゃ良いです!
とりあえず…外…行きましょうよ』
室内プールだと思ってたんだけど
外にテラスみたいになってる場所があって。
その外のルーフテラスと言うエリアが
綺麗になっていて映えるスポットに
リニューアルでなっているのだそうだ。
テラスになっているエリアの奥に
通天閣を眺められる
インフィニティプールがあって
このエリアは大人限定のエリアなのだそうだ。
足元がプールになっていて
背面に滝が流れる
バーカウンターでカクテルも飲める。
「大阪の…こんな場所で…
こんな眺めをみながら
インフィニティプールとか…
凄いですぅうっ、贅沢ですよぉ~!」
『あそこバレルサウナ…予約してるんで
また…プールで遊んだら入りましょうね』
ルーフテラスには3基のバレルサウナが
設置してあって、グループでの
貸し切りも出来るのだそうだ。
インフィニティプールの後は…
浮き輪で室内の流れるプールを一周して。
スライダーは…大きいのが2つあるんだけど
1度に3名様までなのでと言われたので。
『じゃあ、2、2で良いですよね?』と
彼が2人に了解を得る感じで提案して。
葵ちゃんと小林君がそれに同意した。
「ねぇ…港斗君…知ってて選んだとか?」
っと…彼の肩をツンツンして小声で
ここのスライダー3人までって
知ってて誘ったんじゃないの?と
彼に尋ねると、小さく頷いたので。
どうやら…彼の確信犯の犯行の様だった。