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ハッテンlove
第1章 ノンケ喰いの夜
ゲイの社交場、それがハッテン場と呼ばれる場所だ。

有料で場所を提供してくれるところもあれば、公園や映画館などに集う場合もある。
ここ、スーパー銭湯「狂楽の湯」もまた然り。深夜の時間になると、それらしき雰囲気を漂わせる男達が集結。相手を物色し始める。

ここに彗星のごとく現れたアイドルがこの僕だ。

西洋人の血を感じさせる、陶器のような白い肌に、淡いブロンドの髪。
パッチリとした碧眼、すらりとした鼻、ピンク色の頬。ふっくらとした唇。

完璧なまでの調和を保った美貌。

そして、僕の売りはなんといってもこの身体だ。

僕が脱衣所に現れると、一瞬空気が変わる。静まりかえり、僕が服を脱ぐのを皆でガン見するのだ。
乳首には絆創膏を貼っている。
開発しすぎで膨らんだ果実は、日常生活には少ししんどいのだ。

ペラリと絆創膏を外すと辺りからほぅ…とため息が零れる。
真っ白な肌にピンク色の乳輪。そして真っ赤に熟れた乳頭。
この乳首は芸術品だね。我ながら見惚れるよ。

ウエストも細くくびれていて、尻もキュッと上がっていて、完璧なまでのプロポーションを保っている。
身長は160㎝とミニマムながら、足の長さは自慢できる。

まるで妖精みたいじゃない?僕って。

「ヒメ…」

呼ばれた声に、優雅に振り返る。
そう。僕の名は「ヒメ」
自らそう名乗ったのだ。僕は狂楽の湯においてヒメ的なポジションにいるからね。

僕を呼んだのは、このハッテン場でも幅を利かせている金髪ガチムチ野郎、通称、「まっつん」だ。
まだ若い。そそり立ったチンコが魅力的だ。

僕は乱交はしない。
声をかけられてOKなら、相手の手を引く。なるべく均等にお相手してあげたいところだけど、僕にもタイプというものがあるからね。


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