この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
籠の鳥
第5章 調教②
目を覚ますと 自室のベッドで寝ていた。

隣で本を読んでいた瑞紀がソレに気づく。


「おっ、目が覚めたな。何か飲むか?
それとも、腹減ってる?」


「あっ…えっ?瑞紀がなんで?」

まだ、頭がぼんやりしていて状況が把握出来ない…


「あぁ…、忍様が要さんを連れてきて 傍に居てやってくれって言われたから」


「そんなっあっ…」


勢いよく起き上がるった要を目眩が襲う。


「わぁっ 急に起き上がるなよ。

びっくりするだろ?」

ベッドの上で 上半身を起こしたまま 頭を抱える。


「そんな…気絶した上に、忍様に部屋まで運んで頂いたなんて…」



「あ~…別に怒ってる風では無かったぞ?」



物凄い落ち込み様の要を 気遣う様に背中を撫でる瑞紀。



「直ぐに 忍様の所へ行かないと」


ベッドから立ち上がろうとする要を瑞紀が押し戻す。


「忍様も他の御兄弟もお嬢様の所だ。

今日は、屋敷には戻らない。」



「まさか早すぎやしませんか?」


瑞紀の言い方に 察する所があったのか、要の表情が歪む。



「お嬢様に【クイーン】の素質があるなら早くはないだろ?」


【クイーン】



自分達【エクセレント】より上位に当たる称号だ。


しかしながら、要も新も【クイーン】にあった事はない。



それだけ、【クイーン】として認められる事が難しいのだ。


もし…
蓮が、【クイーン】でなければ、明日…

壊れた玩具になる事は間違いの無い事実だった。








/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ