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籠の鳥
第6章 長い夜…
望さんの唇が離れるとすぐ、匠さんの唇が重なる…

ゆっくり唇を開いて侵入する舌先…


私の舌を探すように深く差し込まれて なぞる様に舌を絡める…


「んっ…くっ…ふぅんっ…」


望さんの舌は首筋を這い耳元へ…


「蓮…壊れそうになったら、僕の熱を思い出して…」



「ふぁっ…」


口付けながら、匠さんの手が、胸の膨らみをなぞる…


望さんの口付けは、鎖骨から胸へ…

サテンの生地の上から 胸の突起に口付けた…


「ふぁっ…あぁっ…」





絡めた指に力が込められると、二人の手は、胸の突起に触れ、輪郭をなぞるように固くなった突起の周りをクルクルと円を描いていく…


「ふぅっんっ…はぁっ…」


じんわりと下腹部に広がる熱…


ソレを抑え込むように両足に力を込めて足を閉じる…



「一杯 キス…しよう」

望さんの唇が重ねられて、微かに開いた口元から 舌を強く吸われる様な激しい口付け…

「んっ…」


吸われた舌先を飴を転がすみたいに 望さんの舌が動き回る…

相変わらず指先は、ワンピースの上から突起の周りをなぞっていた。


「くふんっ…はぁっ…はぁっ…」


決して激しくはない快楽…


じんわり暖められる様な愛撫に、いつしか恐怖は薄れていった。



「ふぁっ…あぁっ… んっ…つっ…あぁぁっ」


今まで なぞるだけだった指が 突起に触れ、生地の上から左右に撫でられた…


突然、与えられた刺激に全身が泡立つ…

「ふぁっ…あぁっ… あっ…はぁあっ…」

背をのけ反らせると 匠さんの顔が近づき 喘ぎを閉じ込める様な口付けをされた。



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