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籠の鳥
第6章 長い夜…
蓮が疲れ果てて眠りに就いたのは、昼も近くになってからだった。


秘薬で昂った蓮の身体は、何度 貫いても治まることのない絶頂をその身体に与え続けていた…





涙を流しながら、身体を支配する疼きに耐える蓮は美しく…

まさに、【魔性】


蓮が、快楽を求める為だけに
その手を伸ばしていたら…

恐らく その身体に溺れていた。



甘く、理性を麻痺させる香り…

母親の胎内を想わせる 柔らかで暖かい肉壁…


貫く度に 絡み付く様に締め付ける秘部は、男を虜にする…


果てを迎えても尚、離れがたい肉体…



時折、うわ言の様に、溢れる【タクミ】…

その音が無ければ…
正気を保てなかった。



蓮の唇から 溢れる音が…
己の名で無かった事に安堵しながらも、


【タクミ】


その音に 忍は嫉妬を感じていた。







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