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籠の鳥
第7章 軋んだ心
私の目の前には…
忍さん…
新さんがソファに座り
左側に匠さん…
右側に望さんが立ってる。
「蓮、真っ直ぐ立ってごらん」
忍さんに言われて背筋を伸ばすけど…
マジマジと見つめられると 恥ずかしいよ///
だって…
私は、何も身に付けていないんだもの。
顔を背けていると、匠さんの手が、顎に添えられて正面を向かされる…
忍さんは、匠さんと望さんに指示を出しながら私の肩を上げたり、足の位置、手の場所、指先の形まで指定していく。
「蓮… 今の姿勢をきちん覚えるんだ。」
少し左の肩を前に出すようにして、腰を引きつつ 顎をひいた上目遣い…
重心は右足に乗せて ふらふらするなとか…
無理っ
その後も、歩かされたり 座らされたり…
その度に、腕の位置から 足の上げ下ろしまで細かく指示される…
たった数十センチ歩くのに、何回もダメ出しされて…
何時間も同じ場所を行ったり来たりしている。
「ふぅ~っ」
忍さんの呆れた様なため息が聞こえた。
「まぁ…直ぐ出来る子と、時間がかかる子っているから…」
新さん?
一応、フォローだよね?
「匠、望、
連を余り甘やかすんじゃないぞ」
忍さんは、二人にそう告げて 部屋を出ていった。
「ふぇっ…」
ベッドに座り込もうとした私に、望さんがローブを羽織らせてくれる。
「あっ、ありがと」
ローブに伸ばした手を握られて…
「ローブはね…こうして 羽織るんだ」
えぇ~っ
そんな事まで 決まってるのぉッ
それから、毎日の様に…
身のこなしから 指先の動きまで…
徹底的に仕込まれた…
忍さん…
新さんがソファに座り
左側に匠さん…
右側に望さんが立ってる。
「蓮、真っ直ぐ立ってごらん」
忍さんに言われて背筋を伸ばすけど…
マジマジと見つめられると 恥ずかしいよ///
だって…
私は、何も身に付けていないんだもの。
顔を背けていると、匠さんの手が、顎に添えられて正面を向かされる…
忍さんは、匠さんと望さんに指示を出しながら私の肩を上げたり、足の位置、手の場所、指先の形まで指定していく。
「蓮… 今の姿勢をきちん覚えるんだ。」
少し左の肩を前に出すようにして、腰を引きつつ 顎をひいた上目遣い…
重心は右足に乗せて ふらふらするなとか…
無理っ
その後も、歩かされたり 座らされたり…
その度に、腕の位置から 足の上げ下ろしまで細かく指示される…
たった数十センチ歩くのに、何回もダメ出しされて…
何時間も同じ場所を行ったり来たりしている。
「ふぅ~っ」
忍さんの呆れた様なため息が聞こえた。
「まぁ…直ぐ出来る子と、時間がかかる子っているから…」
新さん?
一応、フォローだよね?
「匠、望、
連を余り甘やかすんじゃないぞ」
忍さんは、二人にそう告げて 部屋を出ていった。
「ふぇっ…」
ベッドに座り込もうとした私に、望さんがローブを羽織らせてくれる。
「あっ、ありがと」
ローブに伸ばした手を握られて…
「ローブはね…こうして 羽織るんだ」
えぇ~っ
そんな事まで 決まってるのぉッ
それから、毎日の様に…
身のこなしから 指先の動きまで…
徹底的に仕込まれた…