この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
籠の鳥
第7章 軋んだ心
私の目の前には…

忍さん…
新さんがソファに座り

左側に匠さん…
右側に望さんが立ってる。



「蓮、真っ直ぐ立ってごらん」


忍さんに言われて背筋を伸ばすけど…


マジマジと見つめられると 恥ずかしいよ///


だって…
私は、何も身に付けていないんだもの。

顔を背けていると、匠さんの手が、顎に添えられて正面を向かされる…


忍さんは、匠さんと望さんに指示を出しながら私の肩を上げたり、足の位置、手の場所、指先の形まで指定していく。


「蓮… 今の姿勢をきちん覚えるんだ。」

少し左の肩を前に出すようにして、腰を引きつつ 顎をひいた上目遣い…

重心は右足に乗せて ふらふらするなとか…
無理っ


その後も、歩かされたり 座らされたり…

その度に、腕の位置から 足の上げ下ろしまで細かく指示される…



たった数十センチ歩くのに、何回もダメ出しされて…

何時間も同じ場所を行ったり来たりしている。


「ふぅ~っ」

忍さんの呆れた様なため息が聞こえた。

「まぁ…直ぐ出来る子と、時間がかかる子っているから…」


新さん?
一応、フォローだよね?



「匠、望、
連を余り甘やかすんじゃないぞ」


忍さんは、二人にそう告げて 部屋を出ていった。



「ふぇっ…」

ベッドに座り込もうとした私に、望さんがローブを羽織らせてくれる。


「あっ、ありがと」

ローブに伸ばした手を握られて…


「ローブはね…こうして 羽織るんだ」


えぇ~っ
そんな事まで 決まってるのぉッ







それから、毎日の様に…
身のこなしから 指先の動きまで…
徹底的に仕込まれた…





/131ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ