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人妻愛人契約
第8章 あの夜の出来事
スピーカーから昔見たアニメで使われていた曲、クライスラーの「愛の悲しみ」が流れ、画面にタイトルが表示された。
Lovers Memory -Nozomi- Chapter1
恋人たちの思い出 希実 第一章、か。ふざけた名前を――。善一がここに座って、楽しそうに動画を編集している姿が目に浮かぶ。
タイトルと音楽がフェードアウトして消えていく。
いきなり今にも泣き出しそうな顔をしている祐樹が現れた。隣には口元に薄っすらと笑みを浮かべた沙耶が立っている。
沙耶はカメラから祐樹の姿を隠すように襖を閉めた。画面が真っ白になった。
「では、祐樹さん、まいりましょうか」
沙耶の声に続き、玄関が開き、二人が出ていく音が聞こえてきた。
画面が変わった。希実と善一の姿が映った。少し距離を置いて立っている。善一は浴衣の裾を拡げ、勃起した巨大な肉棒を剥き出しにしていた。
「最低ですね。こんなことして何が面白いんですか」
希実がムッとした表情で善一の顔を睨んだ。
「なに、これから奥さんにお世話になるモノをご主人にも見ておいてもらいたかっただけです。他意はありません」
善一は悪びれた様子もなく、ガハハハと笑い、浴衣の裾を直した。
間違いない。あの夜だ。
どうやって撮ったのかわからないが、カメラは複数あり、それぞれのカメラで撮った映像を編集して一つの動画にまとめているようだ。画面の右下隅にタイムコードが表示されている。
こんな隠し撮りをして許されるはずがない――。祐樹の中に怒りが込みあげてきたが、今は先が気になる。祐樹は、そのままモニターを見続けた。
Lovers Memory -Nozomi- Chapter1
恋人たちの思い出 希実 第一章、か。ふざけた名前を――。善一がここに座って、楽しそうに動画を編集している姿が目に浮かぶ。
タイトルと音楽がフェードアウトして消えていく。
いきなり今にも泣き出しそうな顔をしている祐樹が現れた。隣には口元に薄っすらと笑みを浮かべた沙耶が立っている。
沙耶はカメラから祐樹の姿を隠すように襖を閉めた。画面が真っ白になった。
「では、祐樹さん、まいりましょうか」
沙耶の声に続き、玄関が開き、二人が出ていく音が聞こえてきた。
画面が変わった。希実と善一の姿が映った。少し距離を置いて立っている。善一は浴衣の裾を拡げ、勃起した巨大な肉棒を剥き出しにしていた。
「最低ですね。こんなことして何が面白いんですか」
希実がムッとした表情で善一の顔を睨んだ。
「なに、これから奥さんにお世話になるモノをご主人にも見ておいてもらいたかっただけです。他意はありません」
善一は悪びれた様子もなく、ガハハハと笑い、浴衣の裾を直した。
間違いない。あの夜だ。
どうやって撮ったのかわからないが、カメラは複数あり、それぞれのカメラで撮った映像を編集して一つの動画にまとめているようだ。画面の右下隅にタイムコードが表示されている。
こんな隠し撮りをして許されるはずがない――。祐樹の中に怒りが込みあげてきたが、今は先が気になる。祐樹は、そのままモニターを見続けた。