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人妻愛人契約
第8章 あの夜の出来事
「はぁ、はぁ、はぁ……」

祐樹は、今日3回目の精液を漏らしていた。さすがに3回目となると量は少なく、色も薄い。ポタポタと滴り落ちる程度の射精だった。床に小さな染みをつくっていた。

まさか失神させられるなんて――。

男としての敗北感に打ちのめされた。こんなものを見てしまって、これから夫としてどんなふうに希実と接すればいいのだろうか。希実と顔を合わせるのが怖い。

そのくせ身体は希実を求めていた。希実の中にこれを入れたい――。祐樹はまだ硬さを失っていない肉棒をギュッと握った。

動画はまだ残っている。

善一はもう3回射精しているのに、まだできるのだろうか。見たいという思いと、これ以上は見たくないという思いが交錯する。

でもやはり見たい。見ておきたい――。

祐樹は、床についた染みをティッシュで拭き、画面に視線を戻した。

ちょうど善一が身体を起こしたところだった。肉棒をゆっくりと希実の身体から抜いていく。肉の凶器はまだ硬く反り返ったままだ。

善一は緑色のコンドームを外し、さかさまにした。ドロッと大量の白濁液が気を失っている希実のお腹の上に流れ出した。

「結構、出たな」

笑いながらクリームを塗るように精液を希実の白い肌に擦り付けている。

「まだあんなに出るのか――」

祐樹は画面を茫然と見つめながら、つぶやいた。

そのまま画面はフェードアウトしていった。
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