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人妻愛人契約
第12章 恋人たちの思い出~春、被虐の悦楽
朝の4時を回っていた。

「はぁ……はぁ……はぁ……これで全部見終わった……」

祐樹は、この夜3回目の絶頂を迎えていた。吐き出した精液の量が少なくなっている。それでも手の中の肉棒は硬いままだった。次を求めるようにピクピクと脈を打っている。

異常だ。身体が熱い。心も体もバラバラになりそうだ。

祐樹は、布団を敷くと、ごろんと横になった。

目をつぶると、見たばかりの希実の淫らな姿が頭の中に蘇ってくる。股間に善一の太い肉棒を食い締め、腰をのたうたせる姿が――。

――ハァハァ……ダメっ、イッちゃうっ……イッちゃうっ、イッちゃうっ……ううっ……イクぅぅぅぅぅっ!

「希実さんっ!」

祐樹は肉棒を激しくしごいた。陰嚢がキューッと縮んでいく。

「ううっ!」

そのまま腰を突き上げ、お尻の筋肉を震わせた。

今夜4回目の絶頂。しかし、もう白く濁った液は一滴も出なかった。わずかに透明な体液が手の中に零れた。

「はぁ、はぁ、はぁ……どうなっちゃうんだろう、僕たち……」

祐樹は腕で目を覆った。隙間から涙が零れ、枕の上に流れ落ちていった。
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