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人妻愛人契約
第2章 三河屋
翌日、祐樹は、希実と愛未を隣町の公園に連れていった。
「温泉が直ったらまた忙しくなるから、愛未と遊んであげる時間もとれなくなるだろ」
そう言って祐樹が誘うと、希実は喜び、朝早く起きて三人分のお弁当を作った。
小高い山の上にある公園には芝生の広場があり、遠くには海が見える。久しぶりにパパとママと一緒に遊びに来たのが嬉しいのか、愛未は、はしゃいで芝生の上を走り回った。
「待てー」
笑いながら、大きな声を出して追いかける希実。
「パパもいくぞー」
祐樹も一緒になって愛未を追いかけた。
お昼になると、レジャーシートを敷き、お弁当を広げた。
「わぁー、愛未の大好きなタコさんだ」
早速、赤いウインナーにフォークを指す。
「愛未、ダメよ。ちゃんと手を拭いてからでしょ」
希実がおしぼりを取り出し、娘の手を拭こうとしたが、それより先にパクッと愛未は口に入れてしまった。
「こら」
希実が眉を顰めたが、愛未は、希実と同じ透き通るような明るい茶色の目を細めて笑っている。やることといい、顔つきといい、希実そっくりだった。
「愛未、ちゃんとママの言うこと聞かないとダメだぞ」
笑いながら祐樹が言うと、口をモグモグ動かしながら、「はぁーい」と可愛い声で返事をした。
午前中、散々走り回ったので疲れたのだろう。食事が終わると、愛未はゴロリと横になり寝てしまった。スース―と可愛い寝息を立てている。
希実が、自分の上着を脱いで、そっとかけながら、「愛未も大きくなったわね」と言った。
「だんだん、希実さんに似てきてるよね」
「そうかな……口元なんか、祐樹そっくりだけど」
「性格だよ、性格。言うこときかないところなんか、希実さんそっくりじゃないか」
「ひどーい」希実がちょっとむくれた顔をした。「愛未ちゃん、パパのような意地悪な子になっちゃだめよ」口をとがらせ、愛未に向かって話しかける。
「ハハハ、ゴメン、ゴメン。でもいい子に育ってるよ」
「そうね」
希実は頷くと、いつまで見てても飽きないというふうに優しい目で娘の顔を見つめていた。
「温泉が直ったらまた忙しくなるから、愛未と遊んであげる時間もとれなくなるだろ」
そう言って祐樹が誘うと、希実は喜び、朝早く起きて三人分のお弁当を作った。
小高い山の上にある公園には芝生の広場があり、遠くには海が見える。久しぶりにパパとママと一緒に遊びに来たのが嬉しいのか、愛未は、はしゃいで芝生の上を走り回った。
「待てー」
笑いながら、大きな声を出して追いかける希実。
「パパもいくぞー」
祐樹も一緒になって愛未を追いかけた。
お昼になると、レジャーシートを敷き、お弁当を広げた。
「わぁー、愛未の大好きなタコさんだ」
早速、赤いウインナーにフォークを指す。
「愛未、ダメよ。ちゃんと手を拭いてからでしょ」
希実がおしぼりを取り出し、娘の手を拭こうとしたが、それより先にパクッと愛未は口に入れてしまった。
「こら」
希実が眉を顰めたが、愛未は、希実と同じ透き通るような明るい茶色の目を細めて笑っている。やることといい、顔つきといい、希実そっくりだった。
「愛未、ちゃんとママの言うこと聞かないとダメだぞ」
笑いながら祐樹が言うと、口をモグモグ動かしながら、「はぁーい」と可愛い声で返事をした。
午前中、散々走り回ったので疲れたのだろう。食事が終わると、愛未はゴロリと横になり寝てしまった。スース―と可愛い寝息を立てている。
希実が、自分の上着を脱いで、そっとかけながら、「愛未も大きくなったわね」と言った。
「だんだん、希実さんに似てきてるよね」
「そうかな……口元なんか、祐樹そっくりだけど」
「性格だよ、性格。言うこときかないところなんか、希実さんそっくりじゃないか」
「ひどーい」希実がちょっとむくれた顔をした。「愛未ちゃん、パパのような意地悪な子になっちゃだめよ」口をとがらせ、愛未に向かって話しかける。
「ハハハ、ゴメン、ゴメン。でもいい子に育ってるよ」
「そうね」
希実は頷くと、いつまで見てても飽きないというふうに優しい目で娘の顔を見つめていた。