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人妻愛人契約
第15章 新しい夫婦のかたち
希実と善一の本格的な愛の営みが始まった。
善一は身体を繋げたまま希実を裸にすると、括れた腰を鷲掴みにして、腰を打ち付けた。
最初のうちこそ辛そうに顔を顰め、遠慮がちに声を漏らしていた希実だったが、ほどなく腰をのたうたせ、あられもない喘ぎ声を上げはじめた。善一に抱き着き、自ら快楽を求めるように腰を揺すっている。それを鏡越しに見ながら、祐樹は善一の腰の動きに合わせて肉棒をしごいた。
善一はいろいろ体位を変えて、希実の身体を楽しんでいた。
希実は何度もイッた。「イクっ」と叫びながら、身体を震わせた。襞肉が善一の肉棒を食い締めた。
祐樹も何度もイキそうになったが、そのたびに沙耶が止めに入った。肉棒をしごく祐樹の手を抑えた。
「楽しみは最後までとっておくものですよ」
沙耶は、祐樹の熱を冷ますように指で亀頭をくすぐった。
何度目だろうか。希実がイッたあと、善一は希実の身体をギュッと抱きしめると、
「そろそろ俺もイキそうだ……」
希実の耳元で囁いた。
希実は目をトロンとさせたまま頷くと「きて……」と艶っぽい声で言った。
「このまま出していいんだな」
善一が確認すると、希実は再び頷いた。
「わかった。このまま出そう。でも、その前にお前に謝らなくちゃいけないことがある」
「なに?」
「俺はさっき一つだけ嘘をついた」
「嘘?」
「ああ」善一は頷くと、身体を起こして、「アクセラ、隣の部屋を明るくして、隣の部屋の音をこっちのスピーカーで聞こえるようにしてくれ」天井に向かって言った。
「わかりました」
天井から無機質な女の声が返ってきた。
「この部屋と隣の部屋はAIでコントロールできるようになってるんだ」善一は希実に説明した。「あの鏡を見てごらん」
希実は仰向けに寝たまま顔を横に倒し、ベッド脇の壁についている大きな姿見を見つめた。身体を繋げて横たわる希実と善一が見える。それを映す銀色の輝きがどんどん薄くなっていく。
「マジックミラーは部屋同士の明るさが同じだと効果がなくなる。ただの窓になるんだ」
「マジックミラー? どういうこと?」
希実と善一の姿が薄くなり、鏡の向こう側に人影が浮かんできた。最初は薄くぼんやりとしていたシルエットが次第に濃く、はっきりとしてくる。あれは……。
ハッ――。希実は思わず息を飲むと、怯えたように目を大きく開いた。
善一は身体を繋げたまま希実を裸にすると、括れた腰を鷲掴みにして、腰を打ち付けた。
最初のうちこそ辛そうに顔を顰め、遠慮がちに声を漏らしていた希実だったが、ほどなく腰をのたうたせ、あられもない喘ぎ声を上げはじめた。善一に抱き着き、自ら快楽を求めるように腰を揺すっている。それを鏡越しに見ながら、祐樹は善一の腰の動きに合わせて肉棒をしごいた。
善一はいろいろ体位を変えて、希実の身体を楽しんでいた。
希実は何度もイッた。「イクっ」と叫びながら、身体を震わせた。襞肉が善一の肉棒を食い締めた。
祐樹も何度もイキそうになったが、そのたびに沙耶が止めに入った。肉棒をしごく祐樹の手を抑えた。
「楽しみは最後までとっておくものですよ」
沙耶は、祐樹の熱を冷ますように指で亀頭をくすぐった。
何度目だろうか。希実がイッたあと、善一は希実の身体をギュッと抱きしめると、
「そろそろ俺もイキそうだ……」
希実の耳元で囁いた。
希実は目をトロンとさせたまま頷くと「きて……」と艶っぽい声で言った。
「このまま出していいんだな」
善一が確認すると、希実は再び頷いた。
「わかった。このまま出そう。でも、その前にお前に謝らなくちゃいけないことがある」
「なに?」
「俺はさっき一つだけ嘘をついた」
「嘘?」
「ああ」善一は頷くと、身体を起こして、「アクセラ、隣の部屋を明るくして、隣の部屋の音をこっちのスピーカーで聞こえるようにしてくれ」天井に向かって言った。
「わかりました」
天井から無機質な女の声が返ってきた。
「この部屋と隣の部屋はAIでコントロールできるようになってるんだ」善一は希実に説明した。「あの鏡を見てごらん」
希実は仰向けに寝たまま顔を横に倒し、ベッド脇の壁についている大きな姿見を見つめた。身体を繋げて横たわる希実と善一が見える。それを映す銀色の輝きがどんどん薄くなっていく。
「マジックミラーは部屋同士の明るさが同じだと効果がなくなる。ただの窓になるんだ」
「マジックミラー? どういうこと?」
希実と善一の姿が薄くなり、鏡の向こう側に人影が浮かんできた。最初は薄くぼんやりとしていたシルエットが次第に濃く、はっきりとしてくる。あれは……。
ハッ――。希実は思わず息を飲むと、怯えたように目を大きく開いた。