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人妻愛人契約
第5章 移りゆく季節の中で~秋、素足の魔女
希実が帰ってきたのは、それから1時間後だった。さすがに疲れた顔をしている。
「お疲れ様。愛未と先に食べちゃったけど、食事どうする?」
祐樹が声を掛けると、希実は、少しぎこちなく口元を緩めた。
「ごめんね。先にお風呂に入ってからにする」
魔女の衣装を身に着けたまま、いそいそと風呂場へと向かった。その後ろ姿を見て、祐樹はなんとなく違和感を覚えた。でもそれがどうしてかは、わからない。
「まあ、いいか」
善一がホームページに今日の写真を載せると言っていたが、祐樹も今日撮った写真の何枚かを良泉館のホームページに載せようと、スマホのアルバムを開けてみた。みんな楽しそうに歩く姿が上手に撮れている。希実も愛未も楽しそうだ。
「ん?」
その時、ようやく祐樹は、さっき感じた違和感が何だったのかわかった。網タイツだ。イベントの写真の希実は、黒い網タイツを履いているが、帰ってきたときは素足だった。
どこで脱いだのだろう……。脳裏に一瞬、善一の顔が浮かんだが、まさかな、祐樹は頭を振って、それを追い払った。今日は例の日じゃない。沢山歩いたから、おそらく足が疲れて途中で脱いでしまったのだろう、タイツは足を締め付けると言うから。
祐樹は、妙な想像をしてしまった自分に少し呆れながら、再びスマホに目を戻すと、希実と愛未が笑いながら揃って杖を振る画像をクリックして、ホームページにアップした。
「お疲れ様。愛未と先に食べちゃったけど、食事どうする?」
祐樹が声を掛けると、希実は、少しぎこちなく口元を緩めた。
「ごめんね。先にお風呂に入ってからにする」
魔女の衣装を身に着けたまま、いそいそと風呂場へと向かった。その後ろ姿を見て、祐樹はなんとなく違和感を覚えた。でもそれがどうしてかは、わからない。
「まあ、いいか」
善一がホームページに今日の写真を載せると言っていたが、祐樹も今日撮った写真の何枚かを良泉館のホームページに載せようと、スマホのアルバムを開けてみた。みんな楽しそうに歩く姿が上手に撮れている。希実も愛未も楽しそうだ。
「ん?」
その時、ようやく祐樹は、さっき感じた違和感が何だったのかわかった。網タイツだ。イベントの写真の希実は、黒い網タイツを履いているが、帰ってきたときは素足だった。
どこで脱いだのだろう……。脳裏に一瞬、善一の顔が浮かんだが、まさかな、祐樹は頭を振って、それを追い払った。今日は例の日じゃない。沢山歩いたから、おそらく足が疲れて途中で脱いでしまったのだろう、タイツは足を締め付けると言うから。
祐樹は、妙な想像をしてしまった自分に少し呆れながら、再びスマホに目を戻すと、希実と愛未が笑いながら揃って杖を振る画像をクリックして、ホームページにアップした。