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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第9章 夫人会の帰りにて
「ぁン!」
「私をもっと慕いなさい。
そうすれば私はあなたの女になれる。
そして、あなたも私の女になれるのよ」
不意に訪れた今日子の指に、
一度は太ももにその手を挟み込んで奥への侵入を拒んだけれど
『私、今日子さんの女になりたい』という願望が
脚の力を抜いて今日子の指を許してゆく。
「ほうらクチュクチュ…
ふふふ。でもね瑠璃子、いけないことだと思ってないのよ。
同性愛こそ肉体愛。たまらないカラダを慈しみ、
無条件に感化されて昇華する愛だと思うのね」
「感化される?」
「瑠璃子の濡れに共感する…共鳴もする…
私だってもっと濡れたい貪欲な性への欲求…
だけどそれは異性愛では到達できないの
挿入することだけでは得られない究極の愛よ
互いに濡れ合って性の高みへ駆け上がっていく愛よ」
わからない気がしないわけでもない。
『求めるのなら与えることも必要』と
戸惑うことなく瑠璃子も今日子の女の園に指を這わす。
「そうよ、わかり合えて嬉しいわ」
今日子は甘えて瑠璃子を求めた。
求められたいと思うのが女の性(さが)。
求められて嬉しいのも女。
与えているつもりが、いつの間にか求めている自分に気づく。
捧げ合う。互いに捧げて互いに与える…
それがレズビアンの極意かもしれないと、
今日子の軽やかな指のダンスを女陰に受けながら
その愛撫に酔いながら瑠璃子の体は蕩けてゆく。