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お天気お姉さん~明日、晴れるかな~
第14章 還暦女が掴んだ幸せ

それを幸恵は、
放心した顔をして唇はだらしなく半開きになって
夢うつつの状態で聞いていた。
背中にぶっかけられた精液が熱を奪われて冷たい雫となって裸体に絡まっていた。

口の中で膨らんだ肉棒の先がまるで
ナマコのように柔らかくなって行く。
彼は萎んだペニスを幸恵の口から引き抜くと
自由になったその唇に、唾を流しこむようにキスをして舌を絡ませる。

全身の力が抜けたように放心状態の幸恵は、
その舌さえも力を無くしているように男の舌に自分の舌を絡ませてこない。
失神したように脚も陰部もだらしなく開いたままで、なんとも淫らな女の情事の後の姿をさらけ出していた。

シーツは濡れて、見ると花芯の奥から涎垂れのような透明な汁が垂れて流れ出ている。

「…」

やはりこんな若造の求愛など受け入れてもらえないのかと、
先に立ち上がって上から美しく貞淑な幸恵のそのあられもない裸体を見下ろしながら自分の求愛は失敗に終わったのだと股間のイチモツのように男も項垂れた。

ようやく正気を取り戻した幸恵が
「さっきのは本気のプロポーズ?」と訊ねてきた。

「本気さ!冗談でプロポーズなんかしないよ!!」

「私…歳上よ…
それも、あなたの母親と言っていいほどのオバサンなのよ」

「年齢なんて関係ないだろ!
お前は僕の女だ!そうだろ?
お前だって僕のことを自分の男だと認めるだろ?」

「…少し考えさせて…
明日にはちゃんとお返事させていただくから…」

そして幸恵は夜も眠らずに答えを見つけ出した。
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